ついに内藤選手が史上初の2冠を達成した。
2019年は内藤哲也の年になると思った矢先ベルトを失ったり、G1でも精彩さを欠くなど大変いいところがなかった。
しかし2020年はじめに史上初の2冠という偉業を達成したわけだ。
2Days分についてつらつら書かせてもらいたいと思う。
ジェイ・ホワイト戦で左膝の負傷なのか
まずはイッテンヨンのジェイ選手とのインターコンチ戦だ。
ジェイ選手の必要な膝攻めになんとか耐え抜きなんとか勝利をもぎ取ったわけだ。
この試合はジェイ選手の圧倒的なリードで支えられて何とか勝利をもぎったわけだ。
逆転の内藤哲也を掲げた10月から調子も大きく上がらずになんとかつないだ試合だった。
満身創痍とはこのことで内藤選手の華麗な技はほぼなく泥臭く勝っていたのが非常に印象的だった。
今考えると逆転の内藤哲也のPVも泥臭さと雑草魂があったので良かったと解釈している。
そして何より外道さんのファインプレーは天晴でした。
内藤選手が飛べないと判断したら、いつも以上にダーティファイトで試合を作り上げる姿勢は頭が上がりません。
間の繋ぎ方や内藤選手へのコールを増やす作業は見ていて感動しました。
オカダが見せた悲しい顔が印象的だった。
オカダ戦でも必要な膝攻めは続いたわけだ。
場外実況テーブルへの膝攻撃から始まり、マットへの膝打付け3連発。
オカダ選手の非常な攻めが大内藤コールを生み、大ブーイングとなったわけだ。
この時に私は内藤コールを送っていたが、オカダ選手のことが好きになったシーンがある。
あんなにメディア戦略を頑張って、IWGPヘビーチャンピオンとしてベストバウトを連発しても
内藤哲也には届かないのか?
って悟った感じがたまらなく好きだ。
内藤選手もオカダ選手へのジェラシーを持っている。
同じ時間を長く過ごし後輩だったオカダ選手に先にIWGPヘビーもドームメインも持っていかれた。
身体能力や体格的な才能は明らかにオカダ選手だろう。
紙面やインタービューで何度もオカダ選手に対するジェラシーを爆発させていた。
だからこそ、初めて内藤哲也というレスラーにジェラシー全開の顔を見せたオカダ選手が最高に好きになってしまった。
内藤選手が言う、
最高のレスラーは一番感情移入出来るレスラー
それにオカダ選手というレスラーが最も近づいたのだ。
2014年の白を超えた
2014年にインターコンチによってセミファイナルに落とされたオカダ選手と内藤選手。
この二人が白いコスチューム、要はインターコンチをイメージしたベルトで登場したわけだ。
2014年に白いベルトにセミ降格された二人が白いコスチュームで入場ってエモい。
二人であの時の白を越えてね、うん。#njwk14 #njpw pic.twitter.com/kx1KQEpRgu— EL Django@Next1.4/1.5/1.6 (@El_Djang0) January 5, 2020
なんてエモいんだろう。
この光景を中邑選手はどう思っているだろうか?
非常に気になるところだ。
イッテンロクで新たなスタートを切るわけだが、白の色がどのように染まっていくのか最重要ポイントだ。
スターダストプレスと史上初IWGPヘビーとICの2冠。そして歴史に名を残した
内藤ファンならばスターダストプレスが決まったことは最高に瞬間だったろう。
ロスインゴになってからは2017年のG1でケニー選手、2018年のイッテンヨンでオカダ選手に対して放ったがいずれも失敗に終わっている。
それでもこだわっていないと何度もインタビューで話していたが、2020年にこのスターダストプレスを使用するなんて、嘘になる。
一番倒したいオカダ選手に対してスターダストプレスを使うなんて役者である。
そして2018年イッテンヨンで敗北した時に、次の一手として用意したバレンティナを繋ぎにいれて最後はデスティーノで3カウントをもぎ取った。
これこそが史上初の2冠にふさわしいムーブだった。
誰よりもファンから支持された史上初の2冠王者、内藤哲也の誕生に生で観れたこと、生き証人なれたことがファンとしての最大の喜びだ。
KENTA登場で大ブーイング。これは内藤哲也が初めて真のIWGP王者になったことを意味している
何より嬉しいことがKENTAが乱入してブーイングをもらったことである。
つまりことは何を意味しているか?というと
内藤哲也が真のIWGPヘビーチャンピオン
棚橋・オカダのような新日本プロレスの象徴
さらには内藤選手を前面に押し出したメディア戦略も始まったわけだ。
早速内藤さんのメディア戦略が始まった!
今いる内藤ファンが”古参”ファンになる日も近いぜ!#naitoTwobelts https://t.co/S820DX4i1D
— EL Django@Next1.4/1.5/1.6 (@El_Djang0) January 6, 2020
過去振り返ってみても反則や介入をされてベルト戦を行うというは新日本プロレスの王道パターンなのだ。
この王道パターンの中心に内藤選手がいることが最高に幸せなのである。
何よりドームでハポン締めをしてしまったら内藤選手の次の夢と野望が無くなってしまわないか?
誰よりも夢を語り、そして誰よりも夢を見せてくれるのが内藤哲也である。
内藤選手の次の夢は何になるのか??
その答えはきっとあれだろう...