8.10 日本武道館のセミファイナルについて書かせてほしい。
Aブロックはオカダ選手か飯伏選手のどちらかが残ることが確定しており、他の選手はどれだけインパクトを残せるか?という名目で戦うことになる。
ただ、セミファイナルだけはインパクト以上に重要な試合があったと私は考えている。
棚橋弘至 vs ウィル・オスプレイ の試合だ。
なぜ、この試合がとても重要な意味を持っているかというと、オスプレイ選手が棚橋選手の役目を引き継がせてほしいとメッセージを送ったのだ。
そのツイートは以下である。拙い日本語訳も載せておく。
Because of your sacrifice I truly believe a lot of us are able to have a roof over our head & money to pay our bills.
You Attacked for the next generation. You can lay down your sword now, you’ve sacrificed enough.
Allow me to continue your work.
The Next Generation is here. pic.twitter.com/I2GzoEOi7r— ᵂⁱˡˡ ᴼˢᵖʳᵉᵃʸ • ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) August 9, 2019
あなたの犠牲によって、屋根をある家に住め、お金に困らない生活が出来るとマジで考えている。
あなたは次に世代のために戦った。あなたは剣をを下ろしてよい。十分すぎる犠牲を払ったのだ。
あなたの役目を私に引き継がせてほしい。
次の世代はここにある(次の世代は俺だ)。
そしてオスプレイ選手の新作Tシャツに「Attack for the next generation(次の世代のために戦う)」というメッセージを載せた。
8.10武道館のセミで激突!
オスプレイの新作Tシャツ(背面)は棚橋リスペクトだった!
オスプレイ「今度は俺が次の新世代として、立ちはだかる時なんだ」
だが逸材は「棚橋の恐ろしさを、深~い底なし沼を、見せてやります」
スマホサイトで独占詳報中!
⇒https://t.co/lcINPK5kjy#njpw #g129 pic.twitter.com/db86na1kze— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 8, 2019
これは棚橋選手への最大限のリスペクトであり、そして挑戦でもあるのだ。
そう、オスプレイ選手はジュニアヘビー級の選手でありながら、棚橋選手に対して引導を渡して、次の世代のエースの役目を引き継ぐと志願している。
またオスプレイ選手とはいえジュニアヘビー級の選手に負ければ、棚橋選手は本当に後がなくなる。
私はAブロック優勝決定戦進出の試合よりも100倍重要な試合であると考えていた。
オスプレイの先輩レスラーへのリスペクト
まずはオスプレイ選手の日本人レスラーへのリスペクトは毎度驚かせる。
vs KENTA選手との試合後にも、リスペクトのツイートをした。
First ever Japanese show I watched featured @KENTAG2S in the Tokyo Dome. Instantly gravitated towards him & thought he was just the coolest wrestler ever.
14 years on, I just went blow for blow with him and came out with the win.
So much respect for you sir.
Rematch ? Thank you pic.twitter.com/KXADECy4cF— ᵂⁱˡˡ ᴼˢᵖʳᵉᵃʸ • ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) August 7, 2019
東京ドームでKENTAに魅了され、彼を今まで一番カッコいいレスラーと考えていた。
14年経って、私は殴って、殴って、勝利することが出来た。
あなたをとても尊敬しています。
再戦?受けます。
先の棚橋選手へのツイートも合わせると本当にオスプレイ選手は日本のプロレスが好きで、新日本でプロレスをすることに誇りを持っているのだろう。
日本へ引っ越して新日本プロレスにコミット、なかなか出来ることではない。
空王→ドラゴンスレイヤー→Attack for the next generation。新たなエース誕生?
オスプレイ選手は空王、ドラゴンスレイヤーと自らのニックネームを変えてくることに強く強くなってきた。
今回出してきた「Attack for the next generation」、これも新たな進化なのかもしれない。
今までは、オスプレイ選手自身のそして家族のためにプロレスを戦ってきた。
選手としてのステップが上がると、イギリスのため、新日本プロレスのためと理由を見つけて戦い、その度に強くなってきた。
そして今はプロレス界のために戦おうとしている。
それこそ、新たなエースの誕生を予感している。
ただオスプレイ選手、自己犠牲だけはしてほしくない。
ただ一方でオスプレイ選手自身を犠牲にしてほしくないと思う。
確かにオスプレイ選手の棚橋選手と同様に自らの時間を犠牲にしているところが見受けられる。
それはSNSの更新頻度だ。
SNSの更新頻度を見ると新日本プロレス随一である。
またファンとも積極的に絡んでいきプロレスを広めていっている。
棚橋選手もオフィシャルスマホサイトの日記、アメブロ、Twitter、インスタグラムと多くのメディアで更新しているのは似ている点だろう。
こういった所はファンとしても嬉しいのでドンドンお願いしたい。
オスプレイ選手は次のエースになるための資質はあるが、ただ身体を壊すような自己犠牲だけはしてほしくない。
オスプレイ選手のプロレスはケガのリスクが高い。
ファンもそれを心配しているのではないだろうか?
彼もまた海外戦略に必要なレスラーの一人だ。