G1 Climax29 8.11 日本武道館のメインイベント、ジェイ・ホワイト vs 内藤哲也の試合。
これについて書かせてほしい。
内藤選手、ジェイ選手どちらも好きだ。
ただ今回だけは個人的な理由もあって、どうしても内藤選手にG1 Climaxを優勝して欲しかった。
個人的な理由というのは「G1 Climaxの全試合を観戦しに行く」からだ。
最高の夏にハッピーエンドにしたいじゃん?
多分私が死ぬ間際、自分を一生の走馬灯のように思い出す時に、「2019年の夏、大好きな内藤選手がG1優勝して最高だったなぁ」となるのだろう。
そんな想像もしたぐらいだ。
ただ現実はスイッチブレードにより切り裂かれてしまい、儚い夢に終わってしまった。
やはりジェイ選手は強い。
これからピークを迎える選手と峠を越えた選手。
なんかそう感じさせられてしまうくらいジェイ選手の強さが際立っていたメインイベントだった。
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生粋の内藤ファンとし、負けという点ではめちゃめちゃ悔しい。
しかし嬉しい点がいくかあったので記事にしたいと思う。
新たな黄金カード?最凶カード?の誕生を予感
まずは内藤哲也、ジェイ・ホワイトの二人の初対決だろう。
新たな黄金カードを予感させる。
いや、最凶カード言うべきか。
オカダvsジェイ、オカダvs内藤、内藤vs飯伏などなど黄金カードはあれど、癖の強さで言えばNo.1だろう。
IWGPタッグベルトなども考慮するとユニット抗争もあり得る。
そう感じてしまうぐらい刺激的な一戦なのだ。
しかし、二人の試合は18分しかやっていない。
正直この試合時間は短すぎる。もっともっと二人の独特の世界観を観てみたい。
30分一本勝負では足りない。そう感じてしまった。
独特の間の取り方、フィニッシャーの切り返しの攻防など、「ジェイのここを見ろ!」ってところが明確に。
ジェイ選手といえば、独特の間の取り方が象徴的だろう。
この戦法はロスインゴ黎明期の内藤選手が良く使っていた手法だ。
この間を外し方をジェイ選手なりにアレンジして、当時の内藤選手の外し方よりも洗練している。
見る人によれば、「ちゃんとやれ!」とブーイングを飛ばしたくなる。
ただ、内藤選手と対峙することで、その印象が若干マイルドになっていないか?
またジェイファンは、外しに関していえばジェイ選手の方が洗練されている点に「流石ジャイ」と言いたくなるだろう。
次にフィニッシャーの切り返し合戦だろう。
ジェイvs内藤の切り返し合戦は一段と熱が入るものがある。
お互いのフィニッシャー、ブレードランナーとデスティーノだけでなく、SSSやバレンティナなどなどお互いの技を出し合いながら読み合いが最高だ。
派手な飛び技が無くても細かい繋ぎで魅せられるのは、ジェイ・内藤だからだろう。
二人の技の読み合い、切り返し合いも今後注目するポイントだ。
「勝った?負けた?そんな小さなことでプロレスしてない」内藤哲也を見れたのは嬉しい
「勝った?負けた?そんな小さなことでプロレスをしていない」
これは、プロフェッショナルの流儀で内藤選手が放った言葉だ。
私の主観的部分が強いが、「負けてもよいスーパースター」、それこそが内藤哲也なのだ。
正直内藤選手と対壁のオカダ選手は負けることが許されない。
ファンは強いオカダ選手を観たいからだ。
ただ内藤選手は勝った負けたは究極どうでもよい。
ぶっちゃけ5回やって1回勝てばよいぐらいでも私は良い。
誤解してほしくないのは、内藤は弱いと言っているわけではない。
負けても人気を持続させることが出来る内藤選手が特殊だと言っているのだ。
今のファンは内藤の勝ち試合を見に行っているのではなく、内藤の勝つ可能性が高いチケットを出して試合を見に行っているのではないか?
そう、内藤選手は別のところで戦っているのだ。
そういった意味で、ジェイ選手との試合は勝った負けた以外の次元で戦っている試合だ、
これからもジェイ vs 内藤の試合はそういった勝ち負けやベルト以上のものを掛けて戦うことになるのを予感できた。
それが最高に悔しいが最高に嬉しい理由だ。