10.30 Power Struggleの静岡大会でなんとヤングライオン上村選手がセミファイナルで躍動した。
ヤングライオンがセミファイナルを任せてもらえるのは異例中の異例だろう。
もちろんスーパージュニアタッグリーグ公式戦、Roppongi3K、タッグマッチと好条件が重なっている。
しかしデビュー2年も満たない選手がセミファイナルだ。
下には内藤有するロスインゴ、バレットクラブ、鈴木軍、獣神サンダー・ライガーと名だたる選手よりも後に試合をしている。
凄いぞ!上村選手!
躍動のきっかけはG1 Climaxだろう
新日本プロレスのオフィシャルファンクラブ会報誌でも書かれていたが、G1 Climaxでのあのシーンだろう。
そうLA道場に対して一番に飛び込んでいったシーンだ。
その日まったく試合に出場していない上村選手がLA道場のカール選手に突っかかっていったのだが、このシーン以降上村選手は弾けている。
何が凄いかというと最近ファンになった層とオールドファン両方を満足させているのだ。
トップレスラーになると特性が強くなりすぎる反面、好き嫌いが分かれてしまいカードのよっては満足できない時もある。
そういった期待値のギャップを知ってか知らないか分からないが、最大公約数的に何をしたらお客を満足させているかを考えて行動しているのが分かってプロレスしていう。
金丸・デスペラード組も認めてしまうのもの頷ける。
ヤングライオン杯でのベストバウトは鹿児島”上村vsクラークコナーズ”
話は変わるがヤングライオン杯のベストバウトはなんでしたか?
私は間違いないく9/16 鹿児島で行われた”上村vsクラークコナーズ”の試合だ。
この日上村選手は初勝をあげたのだが、試合後のクラーク選手が求めた握手を拒否したのだ。
シンプルだがこういう所にファンは心を震わせる。
その時の試合のコメントは以下だ。
上村「『ヤングライオン杯』、だいぶ遅れたけど、これでやっと1勝だ。でも、この1勝はすごくデカいものだと感じてます。今まで、同期の辻にしかシングルで勝ったことなくて、今日、プロレスのキャリアで初めて、シングルで2人目を倒すことができた。しかも、ライバルの、LA道場のキャプテンからだ。これは、次、俺にとって、メチャクチャ自信になったんで、残りの『ヤングライオン杯』、前から言ってる野毛道場の先輩超えも、残りの公式戦でやり遂げたいと思います。俺はプロレスラーだ。何があっても、全然、あきらめない。優勝だって、まだまだいける。応援してくれる人がいる限り、俺は絶対に最後まで勝ってやる。ありがとうございました」
参考:新日本プロレス
これの活躍を近くで見て同期の辻は何を感じるか?
同期の上村選手の活躍を見て同期の辻選手は何を感じているのだろか?
SNS上でも上村選手に対する賞賛の声が多く見られた。
同期がセミファイナルで試合をし、会場を盛り上げたとなればジェラシーを感じてしまうだろう。
辻選手はヘビー級志向が強いためジュニア階級の試合には出ていないが、このシリーズが終わった後にビックチャンスがある。
それはワールドタッグリーグだ。
主にヘビー級選手が出場してアピールできるチャンスはたくさんある。
プラスしてシングルマッチの大会よりも出場選手数が多くなるため、いろいろな選手と組むという経験値を得るためには打ってつけの大会だ。
入場時もゆったりと歩いてくるなど既にベテラン感が出てきた辻選手と熱い闘志を見せてくれるNEXTBOYZ上村選手。
少ないチャンスをものにして、いつの日かメインイベンターになること楽しみに待っている。