G1 Climax29がついにアメリカダラスで開幕する。
7.5 には前日記者会見があり、今回の記事では現地ではどんな反応だったかを中心に書いていきたいと思う。
実際の記者会見で各選手がどんなコメントをしたかは上の動画で確認してほしい。
アメリカでの一番人気はオカダ選手、次点で内藤、飯伏。ジェイ、ファレはきっちりブーイングをもらうヒールっぷりに感動。
選手コメント時の声援や着ているTシャツで判断したので主観もあるので了承いただきたい。
アメリカ会場の人気に頭ひとつ「オカダ・カズチカ」選手が抜け出していた。
MSGでのメインイベント、クリス・ジェリコとの対戦などアメリカでもレインメーカーの人気は健在。
海外の選手と並んでも引けを取らない体格とオーラはさすが新日本プロレスのトップだけあった。
次点では内藤哲也選手と飯伏幸太選手へ声援、Tシャツ着用率でオカダ選手に着いていっている印象だ。
やはり4本柱の一角を担うだけあり、海外のファンもG1で2人を本命視していた。
そして、ジェイ・ホワイト選手、バッドラック・ファレ選手にはしっかりとブーイングがもらっていたことにヒールレスラー好きの私からしたら胸の中で嬉しくなってしまう。
アメリカのファンはこういう一つ一つの反応が良いのでG1初戦も楽しみにしたい。
棚橋弘至選手、後藤洋央紀選手は相変わらずの自分のスタイルを崩さないでのアピール。
二人はG1優勝経験者なので、ファンも今年はどうなんだ?という厳しい目もあるのではなかろうか。
そして矢野通選手は夏の風物詩と言わんばかりにDVD、カレー、登別市をしっかりとアピール。
会場内に日本語をしゃべれる人もちらほらおり、翻訳前にクスクスという笑い声が聞こえてきた。
石井智宏選手はシンプルにただ試合を観ればわかるだろ?というメッセージを残し去っていった。
石井選手はまったく写真が撮らせてくれなかったのだ。
またジュース・ロビンソン選手、ザック・セイバー・ジュニア選手、ジェフ・コブ選手、KENTA選手、ウィル・オスプレイ選手への声援も見逃すことができない。
やはり英語を使いこなせ、さらに皮肉を交えながらアピールできるのはアメリカで人気を獲得する必要条件なのだろう。
EVIL、SANADAの人気は会見を見てもらえばわかるが声援の大きさではオカダ、内藤、飯伏に引けを取っていない。
中でも「This is Evil. Everything is Evil.」は既に大合唱レベルまで昇華されている。
G1 Climaxを優勝することがあれば、アメリカでの人気爆発してしまうのではなかろうか。
鷹木信悟選手は通訳の間を上手いこと調整して経験値の差を見せつけていのが流石だなぁと感心した。
私的に最も驚いたのが、タイチの勢いが海外まで波及していることだ。
「レッツゴータイチ!」と「タイチは帰れ!」コールがアメリカの地でも聞くことが出来た。
また通訳された後に最も会場が沸いていたのはタイチ選手だった。
そして最後にダラス大会の功労者、ランス・アーチャー選手の支持は抜群だった。
スピーチの内容も地元をアピールしつつということもあるのか、ヒールレスラーとは思えない声援だった。
ざっくり会場の雰囲気はこんな感じだ。まとめると以下になる。
まとめ
- オカダ人気がナンバーワン。次点で内藤、飯伏。
- 特定の選手の人気が高いが、全体を通して言えることは箱推しであるということ。
- 英語でのアピールは海外人気での必要条件になる。
- ランスありがとう!
アメリカのファンコミュニティはまだ小さい。またヤジは日本以上にハード。
当日は会場にはおおよそ500人ほど集まっていた。
会場に行って気づきだが、新日本プロレスのファンコミュニティはまだまだ小さいということだ。
会場に多くの場所で、「久しぶり!」という会話を随所で見られた。
グループの中にケイオス派やロスインゴ派というような感じはなく、あくまで新日本プロレスの箱推しとしてファンが存在している。
まだまだファンもコアなプロレスファンが多い印象だったので今後のファン獲得にも大きな可能性を感じる。
またアメリカのヤジは想像以上にハードだった。
生放送中でアーカイブにもそのまま残す動画に対して、おいおいと言いたくなる言葉を発していた。
日本でもちょいちょいSNS上でヤジやリプについて炎上しているが、まぁアメリカも変わらないなぁといった印象だ。
嫌いな選手には試合で精一杯のブーイングをかませば良い。
こうった人たちには無視が一番である。
Meet&Greetでは内藤人気がダントツ。次点ライガーもホール外に列を伸ばすなどレジェンドぶりを発揮
Meet&Greetでダントツに人気だったのは内藤哲也選手だった。
会見後に開催中のミート&グリートも大盛況!#njpw #g129 pic.twitter.com/s1wsgRgdsR
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 5, 2019
上のツイートからは分かりづらいが、内藤選手の列は会場の建物外まで列が続いていた。
あまりの列の長さと人数に内藤選手の急遽サインを追加記入して列が進まなくなるトラブルが発生。
こんなところで制御不能っぷりは発揮しなくても。。。
またもライガー選手の列も会場ホール外まで伸びるなど盛況ぶりだった。
来年東京ドーム大会で引退が発表した獣神サンダー・ライガーのレジェンドぶりをいかんなく発揮したのだ。
総じて日本では触れ合うことのない選手と話すことが出来て大満足なMett&Greetだった。
海外遠征は移動や準備で大変だが、見返りも大きいのでみなさんも機会があったらトライしてみてはいかがだろうか。