G1 Climax29 7.18 後楽園ホール大会での同門対決、EVILvsSANADAの試合が行われた。
G1の楽しみの1つでもある同門対決は、やっぱりヒールユニットの方が断然楽しく、またタッグチームを組んだ二人が試合をするとなれば極上の試合となることは目に見えていた。
EVIL選手は2019年のシングル戦線では敗戦が続いており、このG1に掛けている思いはG1開始前からヒシヒシと伝わってくる。
またSANADA選手も「SANADA個人の称号」を目指してG1にエントリー。ライバルのオカダ選手との差を是が非でも冷たいところだ。
試合の内容はワールドで観て欲しい。同門対決というだけで美味なさらにタッグチームパートナー同士という強烈なスパイスも加わって、熱い試合になった。
この記事では、そんな熱い試合をした後のバックステージコメントについて私なりに書いていきたいと思う。
SANADAのメッセージは内藤・鷹木に向けて?
私の勝手な妄想になってしまうが、SANADA選手はこの試合を通して、Bブロックの内藤選手、鷹木選手にメッセージを送っているように見えた。
バックステージコメントでも以下のようなメッセージを送っている。
SANADA「EVILはさぁ、組んでて楽しいけどさぁ、やっぱりさぁ、闘うほうがおもしれーな」
参考:新日本プロレス
「闘う方がおもしれーな」なんて言い方は、SANADAっぽさがなく、童心に帰った気持ちで楽しんでいるように感じた。
いつも冷静に物事を分析しているSANADA選手からしたらこの発言は意外中の意外。
新日本プロレスオフィシャルスマホサイトでも、SANADAの分析力が光っているからぜひ確認してほしい。
SANADA「いまの飯伏さんに関しては、棚橋、内藤、オカダの3人よりも『凄いかも?』と思っているんですよ」
7.20後楽園ホール大会で激突!
☆新日本プロレスのスマホサイトでインタビュー“全文”掲載中!
https://t.co/JRw9ZGYpQw
#g129 #njpw pic.twitter.com/bges4Xd5kq— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 19, 2019
冷静さがなくなった童心なSANADAから
「Aブロックの同門対決はEVILとSANADAで創り上げた」
「内藤。鷹木もBブロックで二人のプロレス楽しめよ」
というメッセージに聞こえてしまった。
口数少ない男だと語尾がちょっと違うだけで考えさせられてしまう。
EVILのメッセージは棚橋にむけてなのか?棚橋戦に大いに期待したい。
バックステージコメントでEVIL選手は以下のコメントを残した。
EVIL「~省略~それともう一つ、もう一つ。俺は誰とも比べようもない唯一無二の道を歩んでんだよ。それでテッペンとんだよ。誰にも文句は言わせねぇぞ、よく、覚えとけー!!」
参考:新日本プロレス
このメッセージは棚橋選手に対してのメッセージではないか?と洋装できる。
実は棚橋選手のポッドキャストで「EVIL選手がトップにいくためには?」という内容を話している。
内容は自分で確認してほしいが、端的に説明すると「今のままではEVILは新日本プロレスのトップに行けない」というものだ。
ユークス時代、そして40歳を過ぎてなお新日本プロレスの現役トップレスラーである棚橋選手が、ひいき目無しに語っている。
一時代を築き、今もなお新日本プロレスのトップ戦線にいる棚橋選手の方程式ではトップになれないという見解なのだろう。
ただ私はEVIL選手を応援したい。
プロレスは何が正解かなんてわからないし、自分で道を切り開いていく姿にファンは心が振るわせるのだ。
もしかしたらEVIL選手の中で既に仮説は出来上がっており、このG1でそれを立証しようとしているのではないか?
何にせよ二人の直接対決G1でも用意されている。
棚橋選手の苦言に対して、イチレスラーとしてノーという結果を出して、新日本プロレスマットをさらにダークネスな世界にしてほしい。