G1 Climax29 7.19 後楽園ホール大会のメイン、ジョン・モクスリーvs石井智弘の試合が行われた。
試合の結果はモクスリー選手が勝利し3連勝でBブロックを単独首位の状態に。優勝候補の内藤選手やジェイ選手が出遅れているだけに一気に優勝への期待感も高まっているのがモクスリー選手だ。
G1公式戦は全会場に観戦しに行っているが、日に日にモクスリー選手のTシャツを着ているファンが増えている印象。
内容だが、これぞジョン・モクスリーのフィールドに石井智弘というレスラーが真っ向から勝負しにい合った試合となった。
ハードコアマッチを主戦場とするモクスリー選手からしたら願っていた展開だが、石井選手も引き出しの奥から出しきており、むしろモクスリー選手を苦しめていた。
さて負けはしてしまったが、石井選手の名勝負製造機っぷりについて書きたいと思う。
結果は出なくとも、内容、インパクト十分
石井選手といえば、名勝負製造機と呼ばれているのはご存知だろう。
ニュージャパンカップ、G1 Climax29とシングルトーナメントでベストバウトを必ず1つは残している。
去年のG1ではケニー・オメガ選手を真っ向からぶつかり勝利。
またニュージャパンカップでは、タイチ選手を覚醒させたり、オカダ選手をあと一歩のところ追い詰めたりと毎試合毎試合ベストバウトにしてしまう、まさに名勝負製造機なのだ。
今年のG1 Climaxでも2戦目のジェイホワイト選手に勝利して、結果・内容・インパクトが十分の試合をファンに見せてくれた。しかし当の本人のコメントは、
結果、内容、インパクト。結果(白星)、ふたつ獲った。だけど、あとふたつ(内容、インパクト)、伴ってないな。“有言不実行”にならないように、あと気合入れて行くよ。次は誰だ!? ジョン・モック(モクスリー)だろ!? よし。“狂犬”か。よし
参考:新日本プロレス
とまだまだ内容・インパクトをファンに見せてくれるようだった。
そして今日のモクスリー戦だが、結果こそでなかったが、内容・インパクトは十分だったのではないか。
結果は勝利という点で目に見えてわかるが石井選手が考える、内容・インパクトと何なのか?
この点も今後考察していきたいと思う。
次の広島戦も連続でメイン。
今度こそ、結果・内容・インパクトが3拍子揃うのか?この点も見どころだろう。
石井が体現している「我慢」
石井選手がG1 Climax29の記者会見である質問をされていた。
「タフになるためにはどうすればよいか?」という質問に対して、石井選手は、「我慢」という一言だけ残したのだ。
ぜひその動画は下にリンクを張っていたので確認してほしい。
石井選手は体格的に恵まれているわけではない。
新日本プロレス参戦時は鳴り物入りで入ったわけでもない。
1つ1つ目の前の試合をこなし、1つ1つ番付を上げていったのだ。
私は何事にも変化を好み、直ぐに撤退をしてしまう。
しかし石井選手を見ていると自ら決めたことを曲げない「我慢」という姿勢も見習ってみようと考えさせられる。