G1 Climax29 8.3 大阪大会で異常事態が発生しようとしている。
棚橋弘至vs飯伏幸太の試合がセミファイナル、オカダ・カズチカvsSANADAの試合がメインになっているのだ。
2018年のG1 Climaxの優勝決定戦のカードは棚橋vs飯伏であり、それに加えて二人とも二敗しているため、今大会で優勝決定戦に進むためには絶対に負けることが許されてない試合なのだ。
一方のオカダvsSANADA戦はライバル対決で注目を集めている。
オカダ選手はライバルを退け、無敗記録のまま優勝決定戦に駒を進めるのか?SANADA選手は5.4レスリングどんたくのリベンジするのか?
二つの試合の注目度と期待感を考慮すると、棚橋vs飯伏の試合がメインイベントなのではないだろうか?実質之はこれはセミファイナルに降格だ。
先に言っておくがこの4選手の中で、私が一番好きなのはSANADA選手だ。
ひいき目に言っても、メインとセミファイナルの試合順が逆だろう。
そうなってくると、この試合順に何か意味があるのではないか?と疑いたくなるのはプロレスファンだ。
SANADAがオカダ・カズチカの連勝を止める?
私もSANADAファンなので、オカダ選手に勝利してストップ・ザ・オカダを実現してほしい。
いや、実現することになるだろう。
だが連勝を止めたとしても、今のSANADA選手の星取表からするとオカダ・カズチカのライバルというとクエスチョンマークがついてしまう。
オカダ選手からも手厳しいコメントをもらっている。
これにはぐうの音も出ない。
ただSANADA選手がオカダ選手に勝っただけでは、SANADAがオカダのライバルということに納得感がなくなってしまう。
それこそマグレで一回勝っただけだ。
では納得感はどうすればでるのだろうか?
SANADAがオカダに圧勝すれば納得感はあるのか?
ぶっちゃけてしまうと圧勝したとしてもSANADA選手がライバルということを証明することは出来ないだろう。
オカダ選手が6勝0敗、SANADA選手が2勝4敗。
SANADA選手が優勝決定戦進出の可能性が0になっていることが痛すぎる。
ライバル同士ならば大阪で優勝決定戦への天王山が理想だっただろうが結果は残酷である。
SANADA選手は勝ち星に恵まれずに王者が胸を貸すプロレスになりそうだ。
ストップザオカダを成し遂げてDestruction や KING OF PRO-WRESTLINGでIWGPヘビー級王座に挑戦する?
あり得るが納得感がなく、なかなか厳しいものがある。
そもそもオカダ選手に勝ったしてもマイクで何をしゃべるのか?
優勝がなくなったSANADA選手にアピールするものはあるのか?
SANADAが最後の変化があるのか?
こうなってくると、8.3のメインイベントでCOLD SKULLとして最後の変化を期待するしかない。
飯伏選手や棚橋選手に、「お前はベビーフェイス」と言われているSANADA選手。
これに対してYES とも NO とも答えていない。
むしろ頑なに”ロスインゴ”で「ヒールレスラー」よりな立ち位置をキープしている。
ある意味SANADA選手は振り切っていないのではなかろうか。
師匠の武藤敬司が悪の化身「グレートムタ」になったように、SANADA選手も圧倒的なヒール「COLD SKULL」として試合をしてほしい。
それくらいインパクトを残さなければオカダ選手のライバルは名乗れない。
大阪で「棚橋vs飯伏」がセミに降格したのだから、それくらいの大胆な予想になってしまう。