スーパーJカップの開戦がもう間近!
出場選手のSNSを確認するとアメリカ行きの投稿をしており、久々の開催に胸を弾ませている。
新日本プロレスワールドやFITEでの放送がないためか、日本ではイマイチ盛り上がり欠けている印象。
また個人的にはBOSJ26で活躍した金丸選手、成田選手の不参加が少々残念である。
なぜこんなことになっているのか?
いろいろな原因はあるが、団体の枠を超えることが思想にあるにも関わらず、団体は3団体からのみという矛盾を孕んでいるからだろう。
思えば6月のドミニオン後に急遽発表になり、大きなプロモーションも打つことも出来ない。
まして日本での視聴も出来ないとなると、「海外戦略では日本のファンはそっちのけ?」となってもおかしくない。
ただ大人がやることなので、利益追求以外に何か意味があるのだろう。
今回は私なりの解釈を記事にしたいと思う。
新日本プロレスと海外団体・会社とのコネクションを強める
一つ目に考えられる理由は、新日本プロレスと海外の団体・会社とのコネクションを強めるということだ。
おそらく今回のスーパーJカップ海外でも興行は「売り興行」だと推測している。
会場を押さえるスピード感や新日本の海外興行のノウハウ的なものを考慮するとこのような結論になった。
売り興行とはなにか?については以下の記事を確認してほしい。
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自主興行と売り興行とは?それぞれの違いとメリット・デメリットを紹介
プロレスの興行には大きく分けると、 自主興行 売り興行 の2つが存在する。 普段プロレスを見る上でこの2つを知っていなく ...
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今、新日本プロレスはアメリカのファンを獲得した。
併せて海外の団体や興行会社も「新日本プロレス」の興行をやりたいと考えているのではない?
新日本プロレスは海外ファンの増やすだけでなく”各団体や興行会社との関係性を深める”。
私は何かビジネス的に次のフェーズに移行したと感じた。
獣神サンダー・ライガーの意思を永遠にする
元々ライガー選手が提唱したトーナメントで、当初の思想は「団体の垣根を越えて、ジュニア階級の活性化」が目的だった。
メジャーとインディーとの差は激しく、たとえコツコツといい試合を続けてきた選手でもインディー団体ではなかなか注目されない。
そんな選手に目を見る機会が与えたのがスーパーJカップだと私は理解している。
ただ先にも述べたとおり、今大会に関して言えば団体の垣根を超えている?と問われば、私は「NO」と答える。
しかし、強行でスーパーJカップを開催したことに意味を感じてしまっている。
来年の東京ドームで大会で引退するライガー選手の意思を海外に持っていこうとしているのではないか?
そい、獣神サンダー・ライガーが提唱したスーパーJカップのバトンを渡そうとしていると私は考えている。
これが上手く完了すると、これからは海外の団体や会社が主体となってトーナメント戦をやり、
アメリカ・日本・メキシコ・ヨーロッパなど世界各国のレスラーが見られる注目度ナンバーワンの大会になるだろう。
私は今回のアメリカでのスーパーJカップはそんな助走的な位置付けと考察している。
この大会が成功するならが、世界の獣神サンダー・ライガーの意思を受け継いで、「団体の垣根を越えてジュニア階級の活性化」を目的とした世界規模の大会になるだろう。