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自主興行と売り興行とは?それぞれの違いとメリット・デメリットを紹介

プロレスの興行には大きく分けると、

自主興行

売り興行

の2つが存在する。

普段プロレスを見る上でこの2つを知っていなくても120%プロレスを楽しむことが出来るだろう。

雑学として、「そういうものもあるのか」程度に読んでもらえると幸いだ。

自主興行と売り興行とは?それぞれの違いは?

自主興行とは、プロレス団体が「自分たちで興行を開く」ことを指す。

売り興行とは、興行会社が「プロレス団体から興行する権利を買って興行を開く」ことを指す。

 

プロレスの興行を開くには、選手のブッキング選手の移動宿泊費会場代販促スタッフの準備スポンサーの調整などこれ以外にもやることはいっぱいある。

考えただけでゾッとするだろう。

そこで興行の形態には2つ存在するというわけだ。

自主興行では、プロレス興行を行うための全雑務および諸経費は全てプロレス団体側が責任を持たなければならない。

一方の売り興行は、興行会社がプロレス団体から権利を買っているため、全雑務と諸経費を興行会社が責任を持たなければならない。

※ この辺りは売り興行の契約内容によって変わると思われる。

まとめると自主興行は全部自分で準備して興行を行う、売り興行は権利を買って興行会社が興行を行う、ということだ。

自主興行のメリット・デメリット

自主興行のメリットは、売り上げがすべて団体のものとなることだ。

会場をパンパンに埋めて、追加席・立ち見席も増やして満員御礼札止めにすればそれだけ団体は儲かるというわけだ。

次にデメリットだが、チケットが売れなかったら儲けはないし最悪赤字になるのだ。

選手へのファイトマネー、会場代、社員・スタッフへの給料、販促代などなど興行を開くのにもお金が掛かる。

興行を開くのにかかった費用 - チケットの総売上がマイナスになれば当然赤字になる。

チケットが売れれば儲かる、売れなければ最悪赤字。

団体としてはハイリスク・ハイリターンなのが自主興行だ。

売り興行のメリット・デメリット

売り興行のメリットは、プロレス団体側は売上が決まっていることだ。

自主興行ではチケットが売れなければ赤字になるが、売り興行はその心配がない。

また多くの場合、興行を開くための会場代、スタッフは用意、販促代などは団体側は負担しなくてよい。

つまり短期間でリスクが少なく興行を行うことが出来るというわけだ。

だがデメリットもある。

それはどんなにチケットが売れて満員御礼札止めとなっても団体側に実入りはない。

団体としてはローリスク・ローリターンなのが売り興行だ。

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