9.8 東金大会のメインイベント。
スペシャル10人タッグマッチが行われたわけだが、私が最も注目していたのはバッドラック・ファレと永田裕志のマッチアップだ。
用事があり会場に行くことは出来なかったが行くべきだったと少々後悔した。
メインイベントで二人のマッチアップは非常に珍しく、あの試合を思い出してしまうからだ。
そう、G1 Climax 27 Aブロック最終戦。
バッドラック・ファレ vs 永田裕志
の試合だ。
G1 CLIMAX 27」Aブロック公式戦 永田裕志 VS バッドラック・ファレ
これはファレ選手的には迷惑な行為なのかもしれない。
しかし、最近新日本プロレスを好きになった人にも知って欲しいので書かせてもらいます。
※ ファレ選手並びにファレファンの皆様すいません。
ファイトスタイルは荒々しくダーティだが、ハートは謙虚であり、仕事は実直にこなす姿が好き
まずは↓の動画を見てほしい。
NJPW OnTheRoadのBAD LUCK FALE編である。
パート3まであるので最後まで見よう。
2017年のレスリングどんたくでの密着取材のである。
この動画を見れば、ファレ選手がどのようにして新日本プロレスのリングに上がっているのかがわかるだろう。
そして、ファレ選手のコアの部分を知ることが出来る。
少しだけファレ選手の過去を話そう。
元々ファレ選手は永田選手の「青義軍」に所属しており、キング・ファレというリングネームでプロレスをしていた。
そのためファレ選手のトレーナーは永田選手で、ファレ選手は永田選手をとてもリスペクトをしているのだ。
という過去があることを覚えておいて欲しい。
今現在は、ファイトスタイルは荒々しくダーティで褒められるものではない。
だが、この動画を見ると、ハートは謙虚であり、自分の与えられた仕事を実直にこなしていることを感じることが出来るだろう。
上で紹介した永田選手との試合を見ても、基本に忠実ながらも、自分の長所を殺すことなく生かしている。
特に永田選手とのバッドラック・フォールからのフォールを見てほしい。
出典:新日本プロレスワールド
体重を乗せつつ、永田選手の右腕をしっかりとたたんでフォールにいっている。
この形でフォールに行くと、肩を上げづらくなる。
つまりカウントスリーを取りやすくなるのだ。
細かい部分でワールドでないとなかなか気づきにくいが、こういう一つ一つの所作・技に永田選手からの教えを守るファレ選手の人間性が伺えるのだ。
バックステージコメントで「No Respect」って言うけど誰よりもリスペクトしているだろう。
こんなことファンならわかっているが、ファレ選手は誰よりも永田選手をリスペクトをしている。
ただ最近ファンになった人もいるので念のため伝えておきたい。
完全に私の拡大解釈だが、ファレ選手の”敬礼ポーズ”は永田選手の”敬礼ポーズ”から来ているのではないかと考えている。
この日のバックステージコメントでもそうだ。
開口一番に「NO RESPECT」とコメントをしている。
本当に尊敬の念がないならノーコメントで十分だろう。
きっちりと自分を貫いたのだ。
かなり傾倒した記事になったが、バッドラック・ファレというレスラーを知って欲しいのでこうような記事を書かせてもらった。