オカダ選手が出演したGET SPORTSを遅くなったが観た。
テレビや紙面に登場する時のオカダ選手は、強い・カッコイイを前面に押し出したものが多かった。
しかし、GET SPORTSの放送では少々違い、今まで一人の人間、岡田和睦を映していた。
中でも印象的だったのは2つ。
オカダ選手自身のケガ
柴田選手のケガ
この2つだろう。
まだ見ていない人に朗報だが、10/3にCSテレ朝チャンネルでGET SPORTSの完全版が放送される。
9/1に放送されたもの違い、放送されたなかった部分も「オカダ・カズチカ密着ドキュメント GET SPORTS完全版」として放送される。
地方在住の方も観ることが出来るのでぜひチェックしてほしい。
オカダ・カズチカ密着ドキュメント GET SPORTS完全版
観たい方は事前にスカパーの契約が必要なので以下の会社から契約しておこう。
基本的にはスカパー加入が簡単だが、CS放送を受信できないならばJ:COM、auひかり、ひかりTVの3社が良い。
既に光回線でJ:COM、auひかり、ひかりTVのどれかに加入している場合は、加入している通信会社を選ぶこと。
膝の調子が悪いということを隠していた
まずはオカダ選手の膝の調子が芳しくないということが、この番組で初めて公になった。
大きめのニーパットをしているし、飛び技を多様するスタイルではないので気づきづらいだろう。
確かにG1 Climax中はテーピングをしていたのは少々気になっていたが、ここまで酷くなっているとは...
全く気にさせなかったのは流石オカダ・カズチカなのだろう。
G1 Climaxでもメインイベントの回数は圧倒的に一位。
MSGでもカッパーボックスでもメインイベンター。
あの状態でどの国、どの会場でも熱狂させられるのはオカダ選手だからであってというのは痛感。
辛いけど頑張ろう!という姿を見せることもできた。
でも、弱い部分を見せないで、強いオカダを魅せてファンに夢を与える。
これがオカダ・カズチカの美学なのだろう。
柴田勝頼のケガとオカダでもわからなくなる。
もう一つは柴田選手のケガについても番組で触れていた。
このシーンは今までリングの上やCHOASのDVDに出るオカダ選手とは違う、一人の人間として映っていたのが印象的だった。
まさか自分の技であんなことになるとは
分からなくなった
団体のトップで地位も名誉も手に入れ、充実一途のオカダ選手ですら分からなくなってしまう。
そういうオカダと岡田の二面性に尊さが滲み出たシーンだ。
2つの言葉の重さとオカダ選手の表情に色々考えさせるので、ぜひ一度は見てほしい。
ここから私の感想だ。
一般人の一個人の感想だが、レスラーの多くは自分がケガすることや最悪の事態になることは覚悟の上でリングに上がっているだろう。
ただ、人にケガやそれ以上のことをする覚悟は頭から離れているのでは無いか?
この番組を見て、私の周りにプロレスラーになりたいという人がいたら、
自分もケガの可能性はあるけど、相手にもケガさせる可能性があるし、そういう業を背負わなければならないよ。
ということだけは伝えたいと思う。
「プロレスが好き」。この言葉で救われた
でも最後にオカダ選手の口から
プロレスが好き
という言葉が聞けて泣けてしまった。
ライガー選手、真壁選手、棚橋選手、内藤選手などなど多くのレスラーのインタビューを見ても、必ず「プロレスが好き」という言葉が出る。
20代で団体のトップを任されて、リング外でもオカダ・カズチカでいることに務めて、悲しい出来事があった。
30代で海外戦略の前線に立って団体を盛り上げる矢先に身体の調子が悪くなる。
常人ならばプレッシャーで押しつぶされるだろう。
もう嫌になるだろう。
ただそんななかでも、一言チャンピオンの口から「プロレスが好き」という言葉だけで、救われたし今からまた頑張ろうと思える。
そして会場に行って応援しなきゃな。と思うのだった。