Destructionシリーズが始まっているがノーテーマのEVIL選手。
ロスインゴ内のヘビー級選手としてはただ一人だ。
内藤選手はインターコンチの防衛
SANADA選手はオカダ選手との前哨戦
鷹木選手はヘビー級転向一発目のシングル
と一人だけ話題事情が寂しいのは明らかである。
そこでEVIL選手が自ら「IWGPヘビーを欲している」という発言をDestructionシリーズからしているわけだ。
何様だと言いたいが、これには「これがEVIL選手がファンから支持される理由だよな」と感心してしまった。
いつ、どこで、何に挑戦するのか?を”あえて”宣言しない
いつ、どこで、何に挑戦するか?これについては全く触れていない。
IWGPヘビーに直接挑戦表明するか?
権利証なのか?
それとも別の最短ルートがあるのか?
詳細についてはまだ何も明かされていないのだ。
敢えて詳細な情報を出さないことで、どんどん妄想が膨らむということだ。
年内1つビックマッチ候補は、KING OF PRO-WRESTLINGとPower Struggleの2つ。
EVIL選手はここに向けてのアクションであることは間違いないが、ひょっとすると海外興行時に何か仕掛ける?というのも考えられる。
サンノゼ大会の会場を観るとビックマッチを行うのに相応しい会場の大きさであるのも、このように考えた要因だ。
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— NJPW Global (@njpwglobal) September 14, 2019
情報を小出しにすることで私のようなハードに追っかけるファンは気になる興行のチケットを是が非でも抑えたくなるもの。
ただ期待感を煽ってファンを楽しませるだけでなく、ファン心理に利用し売り上げにも貢献している。※売り上げは微増だと思うが...
安易な2冠ブームには乗っからない。新日本プロレスの至宝は「IWGPヘビー」という問題提起
この記事で最も伝えたいことはこれだ。
安易な2冠ブームに乗っからない
今2冠だ、3冠だと発信することっでIWGPヘビー、さらにはイッテンゴのメインイベントに立つための道が開けている現状。
ただ個人の感想だが、発起人を含めてこういうものに乗っかるのは2番手、良くて3番手までが正しい立ち回り。
それ以降は後発組と言われ、ただブームに乗っかる自分の軸が無いやつと言われても文句は言えない。
※ 後発組すべてを否定しているわけではありません。
EVIL選手は悠長なことを言っていられないのにも関わず、2冠というワードを使っていない。
ここにEVIL選手のレスラーとしてのコア・芯の部分が見えて関心してしまったのだ。
もう一つ意味が込められているとも思う。
それは、「新日本プロレスの至宝はIWGPヘビー」だろというEVIL選手の警告だろう。
確かに史上初の2冠達成というのはどの選手でも見てみたい。※欲を言えば内藤選手。
だが、IWGPヘビーこそが至高であるのに、2冠にすることで理念や誇りがブレないか?というメッセージにも捉えられることが出来る。
怪奇派な風貌ながら、レスラーとしてのコア・芯の部分は新日本プロレス。
「IWGPヘビーを欲している」発言には、EVIL選手そんなメッセージも含まれているのではないだろうか?