2019年10月21日の15:00から急遽、新日本プロレスから会見が行われた。
結論から言うと、新日本プロレスのアメリカ法人を設立するということだ。
今まで新日本プロレスは日本から選手や社員を派遣していたが、現地で人を採用して興行を行うという内容だ。
ではアメリカ法人が出来ることによって日本在住のファンにはどんななメリットがあるか?について一個人としてまとめてみたので読んで欲しい。
ここに書いてあることが絶対というわけではない点はご了承いただきたい。
新日本プロレス「国内軽視ではない。あくまで海外強化」
まずは会見の内容を見てもらいたい。無料なので誰でも観ることは可能だ。
簡単に要約すると以下の内容になる。
- 2019年11月にアメリカ法人を設立。新日本プロレスの100%子会社
- 認知形成、市場参入への検証が終了し、行けると判断し米国進出
- AEWの参入と市場規模の拡大しており、この波に乗る
- 興行のスタイルはあくまで新日本プロレス
- アメリカでも地域興行を中心に考えている
- アメリカを5地域に分けて行う。
- アメリカ在住で新日本プロレスをしたいレスラーまたレスラー希望者のニーズも汲み取る
- アメリカでの冠のついた興行を予定している
- 日本とアメリカでの同時期に興行を行う可能性はあり
- まずは小規模の会場を埋めていき、ゆくゆくは大きな大会を予定
- アメリカの興行は新日本プロレスワールドで観れるように努力する。
- 日本の興行数を減らすことは考えていない。
ざっくり箇条書きさせてもらった。
そして重要な箇所について黄色マーカーを引かせてもらったので要チェックだ。
そしてこれにより、既存の日本在住ファンにどのようなメリットがあるか考えてみたいと思う。
アメリカ団体・選手との交流をより円滑に行え、選手の輸入も可能になる。つまり「新たな刺激が生まれる」
まずは現地法人を立てることによって、海外の団体および選手との交流をより円滑に行える。
これにより、他団体との交流戦やまだ知らないインディー選手をいち早く見ることが出来るようになるのだ。
つまりそれは新たな刺激になる。
自分の立場になって考えてみよう。
現地に法人を構えて密にコミュニケーション出来る会社との交渉と時差がある環境で電話越しでの交渉。
自分が働いていたら、基本は前者と取引したいだろう。
みんな大好きAEWとの交流戦を想定しよう。
向こうは立ち上げたばかりで寝る間も惜しいのに夜の11:00から国際電話で交渉するのか?
やはり対面でコミュニケーションをとることで両社の信頼にもつながるし、話がまとまりやすくなるだろう。
※AEWはあくまで仮の話です。
アメリカで法人を構えることで、ディープにプロレスを見ているファンからするとどんどん新しい試合が見れるわけだ。
また、よくある「やり過ぎ!」問題も緩和される可能性がある。
今まで回ることが出来なかった地方大会を回ることが出来るようになるのでは?
興行を行うためにそれ相応の選手数が必要になる。
現在日本で行われている地方巡業でも、おおよそ50人以上の選手が必要なのだ。
スター選手、オカダ・内藤・飯伏・ジェイ・棚橋選手は負担は大きくなってくる一方である。
それに合わせて、日本のオフシーズンに海外興行に行かなければならないとなれば負担とどんどん肥大していくだろう。
日本の興行と海外の興行で一番負担のポイントなってくるのは移動だと私は考えている。
この負担を削減するのはどうすればよいのか?そう、巡業をコンパクトにすればよいのだ。
例えば東北地方を隅々までまわるのではなく、仙台、盛岡など比較的大きな都市を回ればやっていけるのだ。
ただこうなると地方軽視・日本軽視になってしまう。
しかし、海外で潤沢に選手がいれが、以下のようになる可能がある。
現在行われているPower Struggleで仮定しようサーキットをすると仮定しよう。
現在はオカダ、内藤、飯伏、棚橋、ジェイは日本で試合をして、直ぐに海外で興行となる予定だ。
仮にオカダ・飯伏が海外で試合のためお休み、内藤・棚橋・ジェイが日本で興行という形を考えてみよう。
これにより、内藤・棚橋・ジェイの3選手は日本での興行をゆったり回ることが出来るのだ。
となると、今まで手が届かなかった地方へと3選手は行くことも可能になる。
もちろんオカダ・飯伏選手は日本では生で見ることが出来なくなるが、次シリーズでカバーすることが出来るだろう。
今まで地方都市ですら〇時間かかるんだ!という人にとっては、こんな素晴らしいことが起こりえる可能性があるのだ。
「あの選手が日の目を浴びる」ことになる可能性
最後に自分の好きな選手が日の目を浴びる可能性だってあるのだ。
見方を変えるとこれは新日本プロレスの2部制になのかもしれない。
となるならば、現在いる新日本プロレスレスラーをアメリカで活躍する機会があるのだ。
今まで選手過多により、ベルト戦線に絡むことが出来なかった選手でもチャンスが与えられる。
推しのあの選手が遂にベルト戴冠!なんて展開はあるのだ。
一見するとデメリットが目につくが、メリットの方が多いアメリカ法人設立。
ないより大好きな新日本プロレスが次のステージに行くのだから、快く応援したいものだ。