6.9 Dominionのメインイベント、IWGPヘビー級王座戦のオカダ・カズチカvsクリス・ジェリコの試合で事件は起きた。
事件というと大袈裟だが、1つのヘイトが埋まれたのだ。
メインイベントの不完全燃焼。
近年稀に見るバッドエンドだっただろう。
いやバッドエンドよりも後味は悪い、言葉としては「消化不良」が正しいだろう。
オカダ選手のレインメーカーは一発も当たらず、ジェリコ選手のジュダス・エフェクトも出ていない。
※ 試合後にジュダス・エフェクトは出した。
試合を半分しか見せてもらっていない、そんな試合内容だった。
一夜明け会見でも謝罪をしたオカダ・カズチカ
一夜明け会見をまずは観てほしい。
オカダ選手はまずジェリコ選手を痛烈に批判した。
そして暗に
- 王者として試合を作れなかったこと。
- オカダvsジェリコという世界が注目する試合でとちってしまったこと。
- 会場に来たファンを満足させることが出来なかったこと。
を誠心誠意、謝罪していた。
今回の興行で新日本プロレスという団体、ベルト、クリス・ジェリコ、そして何よりオカダ・カズチカ自身のブランド価値を下げてしまった。
会見中は慎重に言葉を選びながらの質疑応答していたのが印象的だった。
さすが平成の大チャンピオン、誰もが嫌がる一夜明け会見でその身一つで会見に臨み、きちんと筋を通してくれた。
私のこと姿にIWGPヘビー級王座としての誇りを感じた。
それだけで私は満足している。
なによりオカダ選手ならこういったハプニングも次の興行に繋げてくれるだろう。
私そう信じて次のKIZUNA LOAD、そしてG1 Climaxを楽しみにしている。
「金返せ」コールにも納得。ただ1つ言わせてほしい。「金返せ」って言った人、もう二度と新日本プロレス観なくていいから。
「金返せ」コールには私も納得する部分がある。
例えばお小遣いをやりくりして1年間かけて楽しみにしていた大阪城ホールDOMINION。
年に1回のプロレス観戦だとしたら、この結末には納得いかないだろう。
何か月も前から大阪城ホールを楽しみにしていた、それなのに消化不良の試合を観させられたのだ。
それだけ熱を帯びて新日本プロレスを観戦したことになる。
だから「金返せ」という言葉には妙な納得感があった。
しかし、私自身納得しているが「金返せ」発言は正しいとは思わない。
言っていいことと悪いことの区別をつけて欲しい。そう願う。
というよりも、普通に仕事をしている良識がある人なら「返金対応」になるケースどれだけ重篤なこと理解できる。
「金返せ」
これにはそれだけ重大な意味が込められているのだ。
この発言をした人は第1試合~セミファイナルの試合に興奮していなかったのだろうか?
オカダvsジェリコの試合から大阪城ホールに入って試合観戦を始めたのか?
私は熱をもって新日本プロレスを観戦をするが、言っていいことと悪いことの分別は付けて欲しいと思う。
そして最後に伝えたいこと。
「金返せ」って言った人、もう二度と新日本プロレスの観戦しなくてよいです。
新日本プロレスワールドでもテレビ朝日でも観なくて良いのではないでしょうか?
あなたがもし不味いラーメン屋に入って返金対応したら二度とそのラーメン屋に行かないでしょう?
それと同じことをしているのです。