BOSJ 石森太二 鷹木信悟

石森太二の「『SUPER Jr.』はおまえのヘビー転向のための踏み台じゃねぇんだよ!」発言は正しい

5/12の仙台でのBOSJの会見で、石森選手が鷹木信悟選手に噛みついた。

この2つの発言は、面白いこというなぁという「素直な意見」と団体側もこういう配慮はしろよという「厳しい意見」という印象を私は受けた。

今日はこの2つの発言について触れておきたいと思う。

「ジャイアン」

まずは「ジャイアン」発言であるが、これ至極的を得ている比喩ではないか。

確か自ら「まだ誰にも負けていない。遊び相手にちょうど良い」とあくまで上からの物言いが鷹木選手の良さでもあり、憎らしさでもある。

ここでの憎らしさとはレスラーとしての憎らしさであるのでマイナスにとらえてほしくはない。

もともと石森選手と鷹木選手はドラゴンゲートという団体で一緒に戦っていた時期もあるため、試合だけでなくプライベートな部分も知れて中であろう。

また二人は昭和57年生まれということで、つながりもあるそうだ。

そんな2人の長年のやりとりから生まれた「ジャイアン」発言は、石森選手はさすがと言わざるを得ない。

前IWGPジュニアチャンピオンだけある。

ジャイアン」発言に対して、鷹木選手は石森選手を「のび太」と揶揄したがここはどうも外した感があり、石森選手に軍配が上がった会見だった。

ここまでよい会見、こんなところでも前哨戦かぁとほとほと関心させられる二人である。

『SUPER Jr.』はおまえのヘビー転向のための踏み台じゃねぇんだよ!

で、ここからが私が言及したい発言だ。

『SUPER Jr.』はおまえのヘビー転向のための踏み台じゃねぇんだよ!

という言葉だ。

この言葉は想像以上に重い、というかある特定の人にはずっしりと刺さる言葉である。

これは鷹木選手が単独インタビューの場で、「BOSJに優勝したらICに挑戦する」という発言に噛みついたのだ。

鷹木選手本人は昨年10月からの参戦で一定の評価をもらい、自分でも手ごたえを感じている時だろう。

そこでさらに盛り上げようと「IC挑戦」を表明したのだ。

これは石森選手にしたら面白くない。というかもっと残酷な感情をいただいたのではないかだろうか。

KUSHIDAというエース不在、高橋ヒロムというスターの欠場、オスプレイという唯一無二の存在はヘビーにお熱。

そんな中2019年下半期のジュニア戦線を引っ張ってきたの間違いなく石森選手だ。

そしてさらに残酷なのは、石森選手はヘビー級に転向はできないということである。

石森選手の身長からすると100kg以上の増量は不可能である。

正確に言うと脂肪をつけることで100kg以上の体重を手に入れることはできるが、今まで積み重ねてきたものを全て捨てなければいけないので、実施不可能である。

ここからはあくまで私の推測だが、おそらく石森選手も昔はヘビー級とやりたい、ヘビー級戦線でもトップに行きたいと思っていただろう。

ただ自分の持って生まれたもの「身長」という壁によって諦めたのだろう。

そして自分の生きる道を探し、コツコツとやってきたのだ。

そして今、新日本プロレスという日本トップの団体でジュニアのエースのポジションまで上り詰めた。

あとはBOSJを獲り、絶対エースとなろうと意気込んでいる時に鷹木選手の発言はありえない。

じゃあ鷹木選手が優勝して、準優所がIWGPジュニアのベルトに挑戦するということになるのだろうか?

そうしたら益々ジュニアはヘビー級になれなかった人たちの階級というレッテルが張ってしまう。

私は普段ロスインゴを押しているが、Aブロックの石森vs鷹木は全力で石森選手を全力で応援しようと思う。

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