ビジネス

新日本プロレスのチケット転売を考える。いかに転売屋を淘汰することが難しいかを説明する。

2019年6月24日

チケット転売問題について書かせて欲しい。

色々考慮するとチケット転売問題の根は深く簡単に解決することができない。

理由を一言でまとめると、新日本プロレスは様々なパートナーとビジネスを行っているからだ。

チケット販売管理を1つ変えるにしても各社との調整が必要で、

1つ1つ問題を解決していく必要があるということだ。

なお、本記事は一つの案であり、今後議論していく必要があることは理解している。

※ 本記事での内容は新日本プロレスの内部事情などは推測・想像で書かれています。新日本プロレスリング株式会社様とは一切の合意された内容ではありませんのでご了承ください。

 

まず冒頭で恐縮だが、プロレスブログの神でもある「トペスイシーダプロレスブログの不正転売を無くす最も有効な方法」に噛みつかせて欲しい。

詳しくはそちらをみてほしいが、マッチングサービスを開発すればどうか?という意見だ。

今回は安易なマッチングサービス開発はノーと噛みつきたい

マッチングサービスの運営するに、あったて誰が運用費を出すのだろうか?

転売屋のために新日本プロレスがお金を出すのか?わざわざ転売屋駆除のために?

マッチングサービス運営費をチケット代に上乗せされてしまうので、正規料金で買っている人はバカらしい。

確かに新日本プロレスのブランド価値を守るという意味でお金を出しても良いだろ。

ただ、法律が施行された段階で業界スタンダードでもないことをチャレンジするべきなのか?

またマッチングサービスを運用したことある私からするとクリーンな運営が出来るかも課題がある。

例えば、個人間のやり取りになるとお互いの決算方法はどうするのか?

チケットが届かないトラブルはどう解決するのか?

マッチングサービスは自由度が高い分制約のかけ方が難しいのだ。

 

運営者のコバさんは上記の議論を終えた上でマッチングサービス案と結論をしたのだったら申し訳ありません。

記事を修正させていただきます。

私の予想だが、コバさんは読者に分かりやすく、議論の投下という意味で、マッチングサービスというワードを出したのだろう解釈しております。

 

もちろん私の中でマッチングサービスの案はあった

ただ健全運営のためにマネタイズが少ししか思い付かなかった。それも成功する見込みは低い。。。

 

今回は私のチケット販売システム案について書きたいと思う。

チケット販売システムへの追加機能

ここからが、この記事での本題で、それがチケット販売システム側にある機能だ。

機能は2つで、

  • チケットを電子化して個人を紐づける
  • チケットの払い戻し機能

だ。

まず、この2つの機能の概要を紹介しようと思う。

後半にはこの機能でも実現のには、いくつものハードルがあること書いているので合わせてどうぞ。

チケットを電子化して個人に紐づける機能とは?

まずはチケットを電子化して個人に紐づける機能だ。

海外のチケットサイトだと比較的メジャーな方法で、要はスマホでもQRコードなどを出力して入場時に電子的に入場を制御するだ。

これを使うことによって、スマホの持ち主からしから入場できなくなる。

チケットを転売したとしても対象のスマホでの認証が完了していないので入場できないというわけだ。

チケット購入から入場後は以下のようなフローになる。

  1. SMS(Cメール)で予めシステム入場時のスマホを登録しておく
  2. チケット購入
  3. 登録したスマホでQRコードなどを発行
  4. スマホを持って入場

これにより、入場にはスマホが必要になり、転売屋はチケットの安易な転売が出来なくなる。

チケット払い戻し機能とは?

次にチケットを何度でも払い戻し出来る機能だ。

上の個人紐づけ機能と合わせると効果的で、急遽行けなくなった人がオークションや転売サイトで売った場合にはチケットでの入場資格がなくようにするのだ。

また払い戻すことで、本当に行けなくなった人もチケット代金を無駄にしなくても済む

本当に欲しい人に新日本プロレス側はチケットを売ることが再販売でき、本当に行きたい人がチケットを変えるようになるのだ。

チケット販売システムへの追加機能実装時の課題

チケット販売システム導入のメリットは理解していただけたと思う。

ではチケット販売システム導入時の課題を書いてこう。

私はチケット販売システムの開発に携わったことがないので、有機者の方いましたらツイッターに連絡くれると嬉しいです。

個人に紐づける機能はお客様側への作業負担が大きい。

消費者への作業負担が多くなる。

今まではポチポチとチケットを購入したら、あとはチケットが届くのを待つだけだ。

しかしこれからは、スマホからアプリをダウンロードして、個人認証のためにCMS認証して、住所氏名をして。。。。

などやることが多くなる。

このスマホ認証だが、スマホを持っていない人はどうなるのか?

中学生以下の子供でスマホを持っていない人もいるだろう。

年配層はスマホを持っていない人はどうするのか。

チケット電子化にもハードルがあるのだ。

入場時のオペレーションの難易度が上がる

スマホ認証での入場はオペレーション難易度が上がる。

まず前提には認証専用の端末・機器が必要になる。

スマホQRコード生成は開発実装できるが、読み取る機器は何台も用意しなけばいけない。

この機器の使い方は、「従来の通常のチケットの内容を確認して、端っこを切る」に比べたら

オペレーションは格段に難しくなる。

仮に電子チケットが読み取れなず、入場できないことを想定しよう。

この場合、どちらに問題があるのか切り分けなきゃならない。

お客様がちゃんとQRコード生成を完了していない可能性もあるし、機器が物理的に破損している可能性もある。

バイトにこれを切り分けて作業させるのか?

私はこれには反対だ。これはバイトの範疇を超えている。

このようにオペレーションが難しくなるだ。

払い戻しが出来るようになるとキャッシュフローの見直しが必要になる

払い戻し機能の最も大きなインパクトがこれだ。

そう、チケットが払い戻された場合、売掛金が確定しないのだ。

新日本プロレスのビジネスは、チケット○○売れたからの○○円の売上が上がるが売り上げの見込みが立てられる。

これにより、いつには新日本プロレスの口座にお金が入るな。ことが計算できるのだ。

どれだけ重大なことが分かりやすい例にすると、給料日に決まった金額が振り込まれない可能性があるということだ。

チケット代として入金されたお金から、次の興行グッズ作成選手PRなどを行う。

お金がないの場合、場所も貸してくれないし、グッズも作れないし、広告も打てない。

何度も払い戻ししていたらいつまでたっても口座にお金が振り込まれないので、キャッシュが確保できずに健全な経営が出来なくなるのだ。

 

また払い戻しする手数料はどこからでるのか?

新日本プロレス?お客様?

チケット販売システムの刷新には、新日本プロレスのチケット売上とキャッシュフローを見直す必要があるのだ。

スポンサー・売り興行会社との関係性が心配

チケット販売システムを新規に移行するもなるとどうなるか?

スポンサーや売り興行会社などの関係各社と新たな合意形成をする必要がある。

そう、既存のスポンサーや売り興行会社にどうにか説得しなければいけないのだ。

例えばローソンだ。

ローソンは新日本プロレスの大口スポンサーで、毎年「ローソンプレゼンツ」の冠がかかった興行をしている。

ローソンには、ローソンチケットがあるため新システムに移行となるとローソンチケットを使わないということになる。

そんなこと売上2兆円企業のローソンをスポンサーから手放すなんて考えられない。

 

また売り興行会社との関係はどうなるか?

売り興行会社は個々の会社で個人認証のための機器を購入してもらわなければならないのか?

また今までチケットを売ってくださった各商店との付き合いはどうなるのか?

 

私的にはこれが一番の問題だと考えている。

今まで積み重ねた信頼を裏切る可能性があるとなると、これが一番根が深い。

 

最後にお願い

チケット販売管理システムについて提案したが意外に課題も多い。

そもそもモラルの欠如がチケット転売問題である。

ただ私の中でソリューションは構想は出来上がりつつあるが、その記事にするかは未定。

またコバさんが言ったようにマッチングサービス案でも、メリット・デメリットの構想がある。

反響があれば記事も書こうと思う。

本記事ですが、ツイッター拡散したり、建設的な議論したいと考えております。

今後はチケット転売問題のソリューション案などは、ちょこっとしたシステム開発はチケット転売カテゴリーで書く予定です。

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本件、更新しました随時ツイートします。

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