2日目のBブロックで改めて感じたことがある。
それはYOH選手のライバルの存在だ。
前日の鷹木vsSHOは週刊プロレスの表紙になるほど関係者太鼓判の試合だった。
インターネッツでも鷹木vsSHOは黄金カードとして認知された。
そして、5.14のメインはYOHvs田口。
この試合を観て、YOH選手にもライバルがいれば弾けるのではないか?と思ったのだ。
YOH選手にライバルが絶対必要。
ここ数か月のオカダとSANADA、内藤と飯伏、鷹木とSHO、ヒロムとリーとのストーリーは見ごたえがあり、
各々ペアで相互に共鳴し合い、ストーリーだけでなくレスラーとしても各選手が次のステージに進んだ印象がある。
特にオカダとSANADA、鷹木とSHOは2週続けて週刊プロレスの表紙になるほど、空前のライバルブームである。
なのにYOH選手にはライバルという選手は存在しない。
スピード、テクニック、フェイスと人気が出る要素はすべて揃っているそしてYOH選手。
なのに弾けない、突き抜けもない。
去年のBOSJでもRoppongi3Kで評価を上げたのは、SHO選手だった。
自己プロデュース力や試合運びを観ていても、私はSHO選手よりもYOH選手選手の方が好みである。
5.14のYOHvs田口戦でライガーが渋い攻防と言っていた。
この解説に私も同感である。
YOH選手の試合は細かいテクニック、相手との技の読み合いが面白いのだ。
だがYOH選手の渋い攻防が嚙み合う選手が新日本プロレスにはいないのだ。
プロならだれとやっても面白くしろよ、と言われればそうだが選手の性質上伝わりづらいものがある。
プロレスを見やすくするためにライバルが必要なのだ。
あくまで個人的な見解だが、ザックセイバーJr選手やチェーズオーエンズ選手のように細かく観てると面白いなぁって人がこれにあたるだろう。
ライバルがいることでめちゃくちゃ面白い試合になるのだ。
田口選手があと10歳若ければ。。。
この試合の結果は田口選手が勝った。
そして1つ思ったことある。
田口選手があと10歳若ければ、YOH選手のライバルになっていただろう。
選手としてのタイプもさることながら、田口選手と性格的な部分や趣味趣向も近いところがある。
それはYOH選手のブログを読めばなんとなくだが、田口選手と近いものを感じる。
しかし田口選手はすでにベテラン選手。そこが非常に惜しい。
新日本プロレスにいる中でYOH選手に最も近く試合時にシナジーが生まれるのは田口選手だと思っている。
だれかほかにYOH選手のライバルになりえる人がいないとSHO選手との差が開いてしまう。
オカダ選手も言っていたが同世代のライバルが必要なのだろう。
これはプロレスという競技、エンターテイメントの性質上必要なのだ。
プロレスはお互いのことをしっかり理解していないと成立しないからだ。
内藤vs飯伏戦がこんなにも危険技の応酬でも見ていられるのはお互いがライバルだから。
YOH選手のライバルの誰になるだろうか?
SHO選手なのか?ヒロム選手なのか?まだ見ぬ海外の選手なのか?
正統なライバルが出現した時にYOH選手のシングル時の入場曲ができるのだろう。
その時を楽しみに待ちたいと思う。