BOSJのAブロック公式戦2日目、カードの強さでは石森選手とマーティン・スカル選手の試合がメインだと考えていた。
しかしメインは違った。メインはドラゴン・リーvsSHOのIWGPチャンピオン同士の対決となった。
2019年5月16日現在ドラゴン・リー選手はIWGPジュニア、SHO選手はIWGPジュニアタッグ王座であり、チャンピオン通しの対決なであるからメインがこっちといえばこっちである。
また、この2人はここ数か月で評価がストップ高状態が続いている。
特にドラゴン・リー選手は5.3 レスリングどんたくで爆発した印象がある。
そして今回のメイン。
ドラゴン・リー選手の対戦相手だが脂が乗っている美味しい相手とベストタイミングで対戦している。
この記事ではなぜドラゴン・リー選手の相手は、脂の乘った美味しい相手なのか?について書いていきたいと思う。
今まで対戦してきた脂の乗った美味しい相手とは?
ドラゴン・リー選手は常に最高の状態の相手と対戦している。
それは、
- IWGPジュニア王座時の高橋ヒロム選手
- MSGでの3WAY時に石森太二・バンディ―ド選手と3WAY
- 5.3 レスリングどんたくで石森太二選手とIWGPジュニアの初防衛
- 5.15 BOSJ 青森大会1日目 SHO選手とのメイン
など直近でも脂が乗っており、ベストなタイミングで試合をしている。
そして現在開催中のBOSJ公式戦でも、鷹木信悟選手、マーティスカル選手と勢いがある選手も残っている。
特にマーティスカル選手は「The Elate」ではなく、自身がリーダーのオリジナルユニット「villain enterprises(悪の総合商社)」を引っ提げて参戦。
このユニットがまだ日本では浸透していないが、この大会で勢いが増すことは想像できる。
スカル選手は「時差ボケ」で本領発揮が難しいと言っており、日本に来て日が浅い5/16時点では脂が乗り切っていないと言える。
だがドラゴン・リーvsスカルは5.31 松山大会。
「時差ボケ」も解消され、スカル選手の「コンディション↑↑」+「villain enterprises↑↑」ときたら、美味しい相手に熟しているだろう。
コメントは謙虚だが、試合はハード、挑戦表明はクレイジー?
昔からドラゴン・リー選手は試合前後のコメントは、とても謙虚で好青年という印象がある。
しかし試合内容は全くの別でハード、そうハードの一言に尽きる。
特にドラゴン・リー選手のトペスイシーダを観ていただけばわかるが、暴走マッスルカーの言葉通り、交通事故現場のような惨劇になっている。
だが最も凄いの挑戦表明のやり方だ。
3.6 旗揚げ記念でも石森選手は「ROHから選手だせ!」に対して、CMLL所属のドラゴン・リー選手が挑戦表明である。
ここから今のドラゴン・リー選手の快進撃が始まっている。
過去にも当時IWGPジュニアチャンピオンの高橋ヒロム選手に対して、乱入からの挑戦表明である。
主観的な部分もあるが挑戦表明はいささかクレイジーとも見て取れる。
コメントは謙虚でファンの心をつかみ、試合はハードに全力でこなし、挑戦表明はクレイジーに、これこそが美味しい相手とやれる理由ではないだろうか?
ドラゴン・リーが言う「プロレスは数学」
ドラゴン・リー選手はコメントで「プロレスは数学に似ている」と発言している。
これはレスラーはドラゴン・リーは数学を解くように、試合の中で何か計算しているが見て取れる。
例えばSHO選手との試合でも、ジャベよりも日本式の寝技・関節技で試合をしていた。
ドラゴン・リー選手はレスラーとしての強さは数学的に証明をしている最中なのだろう。
そして、この証明が終了すると自身のフィールドに持ち込んで一気に勝負をかけてくる。
1試合、1試合難問に挑戦して、1試合、1試合強くなるレスラー、それがドラゴン・リーなんだと昨日の試合を観て感じた。
もう一つ、私はドラゴン・リー選手について確信的なものが一つある。
それは、ドラゴン・リー選手はレスラーとしてのどうすれば自分が上に行けるか?の方程式の証明は完了しているということだ。
それはデビュー5年足らずでIWGPジュニアの至宝を掴んだことで演繹的に証明している。
その答えはコメントは謙虚でファンの心をつかみ、試合はハードに全力でこなし、挑戦表明はクレイジーがヒントなのかもしれない。