6/29のメルボルン大会、6/30のシドニー大会と新日本プロレスがオーストラリア興行の成功を収めた。
ロビーのCHAOS入りや大オカダコールなどは新日本プロレスワールドの後日配信かFITE TVでぜひ見てほしい。
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今日はオセアニア地域での新日本プロレスの戦略とファレ道場について書かせてもらいたい。
NJPW SOUTHERN SHOWDOWN in MELBOURNEではファレ道場生からも試合が組まれた。
試合内容は実際に自分で確認してほしい。
一言私から言えることは、ストロングスタイルがそこにはあったということだ。
2016年の創設からわずか3年で道場としての経営だけでなく、選手育成という成果が見て取れた。
ファレ選手やファレ道場ののインスタグラムを観れば厳しい練習風景と家族のような寮生活が見て取れる。
これはヤングライオンとして新日本プロレスで過ごしたファレ選手だからこそできるのだろう。
新日本プロレスのオセアニア戦略を考える。
NJPW SOUTHERN SHOWDOWNを見て思ったことは、まだオセアニア圏(オーストラリア)ではプロレスファン人口が少ないということだ。
日本は戦後まもなくプロレス人気に火が着いた。
格闘技ブームの波に押されるなど紆余曲折あったが今もプロレスという娯楽が発展を続けている。
オーストラリア国内のプロレス団体をみても、大きなツアーを組むほどやっていないのだろう。
ロビー選手が所属しているPWAというオーストラリアの最大手団体でも選手数がとても少ないのだ。
またニュージーランド出身のジェイ選手が過去のインタビューで答えたが、WWEしかプロレスを知らなかったという。
それくらいオセアニア圏はプロレス発展途上国なのだ。
なぜ新日本プロレスはオセアニア地域というプロレス発展途上国のマーケットポテンシャルに目を付けているか?
すると興味深いデータが1つ見つかった。
現地オーストラリア人は娯楽に掛ける支出が60,000円超と日本の倍以上なのだ。
確かに人口数で言えば圧倒時に日本の方が多いが、この数値を見逃すわけにはいかない。
また先にも述べたがオカダ選手、棚橋選手の人気は絶大だし、ジェイ選手へのブーイングも日本と引けを取らない。
そう現地の人たちは熱が入って観戦を楽しんでいるのだ。
オセアニア地域のマーケット拡大は新日本プロレスの海外戦略のキーになってくる可能性が高い。
参考
※ 本情報は管理者が独自の調査をした結果です。
バットラック・ファレのファレ道場が成功のカギ?
マーケットという点もそうだが、選手としてのポテンシャルにも目を付けているのではなかろうか。
レスラーの数が圧倒的に少ないなかでも、オーストラリア(ロビー選手)、ニュージーランド(ジェイ選手、ファレ選手、ヘナーレ選手)など
新日本プロレスで活躍している外国人レスラーはオセアニア地域出身が多い。
プロレス発展途上国にもかかわらず、選手のポテンシャルが非常に高いことがうかがえる。
そこでキーになってくるのはファレ道場なのではなかろうか。
現地の若者がレスラーになるための海外に行くのもありだろう。
しかし文化が違う国で一から何かを始めるのは困難を極める。
まして20歳そこそこの若者ならなおさらだ。
また受け入れる側からしても文化が違う人を入れるのは嫌がるだろう。
そこでレスラーになりたい若者が練習先として、ファレ道場が選択肢になり得るのだ。。
ジェイ選手やファレ選手らがオセアニア出身で新日本プロレスのトップレスラーとして成功することが出来た実績は、
現地の若者に夢と希望を与えているだろう。
近い将来、この二人を超えるスターが生まれるのはファレ道場からだと私は考えている。