新日本プロレスの夏のビックイベントであり、年間最大の興行「G1 Climax29」がついに開幕した。
ダラス大会では名勝負が数多く生まれたが、その中のメインイベント、オカダ・カズチカvs棚橋弘至の試合について語らせてほしい。
実は私は前日のMeet&Greetで棚橋選手と会話をしていて、メインイベントでは棚橋選手を応援することを心に決めていた。
https://twitter.com/El_Djang0/status/1147365974301184000
実は私の妻と一緒にダラス大会には遠征に行ったのが、妻は以下のようなやり取りをしていた。
妻「膝、肘の状態は大丈夫ですか?」
棚橋「もう大丈夫!心配してくれてありがとう!」
棚橋選手本人の口から「大丈夫!」という言葉を聞いていたのだ。
とは言っても手術して間もないし、古傷の膝も心配だ。
なので「大丈夫!」ということも希望的に捉えていたのが正直なところだ。
ただ入場してきて、試合内容を見て、棚橋選手の言葉に嘘はないことは証明されたのではないだろうか。
棚橋選手のコンディションの良さ驚き
まず出てきた時のコンディションの良さに驚きである。
KIZUNA LOAD、NJPW SOUTHERN SHOWDOWNと興行を見てきたが、このダラス大会でさらに身体はビルドアップされ、かつ絞られていた。
ロケ番組で食べる仕事があり、なかなか食べ物の選択ができない。
またダラスでは、棚橋選手好みのパンケーキやハンバーガーがあるにもかかわらず節制をしていた。
過去に新日本プロレスのコンクルソをやるということで宣言をしたが、それも影響しているのだろか。
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いや違う。
このG1 Climax29に掛ける意気込み、2連覇への覚悟がなのだろう。
また、この日の試合、2018年以上のスピードとキレが棚橋選手にはあった。
場外へのハイフライアタックやハイフライフローの時のトップロープを跨ぐスピード、登る足取りは全盛期の輝きを取り戻しつつある。
G1はその過酷さと長さから、後半は体力的に相当しんどくなるだろう。
ただ初戦ということでMAXの状態の棚橋弘至を生で観ることが出来て大満足だ。
相手がオカダだから出来た極上の鉄板カード
2012年~2016年の棚橋vsオカダといえばドル箱カードでもあり、鉄板カードだった。
ただ時代は移り変わり、IWGPヘビー級のベルトはケニー・オメガ、内藤哲也、ジェイ・ホワイトと多くの選手がIWGPを戴冠し、時代が移り変わってきている。
そして棚橋選手も様々な選手と試合をしてきた。
そんな中でも、オカダ・カズチカ選手だから今回のような出来る試合が出来たのではないだろうか?
お互いに何度も組み合い、お互いの技を何度も受けてきた。
この日はハイフライフローだけでなく、超大一番でしか出さないハイフライアタックも決めてみせた。
誰でもないオカダ・カズチカだから飛んだのではなかろうか?
オカダvs棚橋の新日本プロレスが絶対の自信がある鉄板カード。
だからこそ、ダラス大会でのメインカードは日本のファン、アメリカのファンが納得するオカダvs棚橋をぶつけてきたのだろう。