タイチ選手のG1予想が面白い。
的を得ている部分と微妙に外している部分のバランスが絶妙で、G1初出場ながら早くも紙面で前哨戦を仕掛けてきている。
週刊プロレスや新日本プロレスオフィシャルスマホサイトのどちらか見られるからぜひ確認してほしい。
れるからぜひ確認してほしい。
簡単に要約すると以下のような感じだ。
- 内藤はボロボロ
- モクスリーって汚いオヤジじゃん。
- 鷹木はなんで準優勝なのに出れるの?
- 後藤は勝ち点2確定ヤッター。
- ジェイは外道を潰せば勝てる。
- KENTAのG1出場は大誤審。
- 武道館の石井戦は楽しみ。
もちろん、上記選手のことより細かく分析し、その他の選手のこともこき下ろしている。
中でも○○選手のことをべた褒めしている。
その選手は紙面かスマホサイトでチェックしている。
過去にタイチ選手がなぜ新日本プロレスでトップ戦線に食い込んだかを書いているのでよかったらぜひ。
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2018年G1落選のタイチ選手がたった1年でトップ戦線。なぜ聖帝まで上り詰めたか解説するよ。
6.17 KIZUNA LOAD 後楽園ホール大会でタイチ選手がいいこと言っていた。 タイチ「おい、YOSHI-HASH ...
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ご意見のイスをちゃっかりゲット
過去に新日本プロレスでご意見番として発言をして,トップ戦線まで上り詰めた選手がいる。
そう、内藤哲也だ。
内藤選手はファン目線として自分の中の論理を展開していった。
ただ今現在はNJCやG1の出場者改定され、インターコンチも必要となったため噛みつく先を失い、エゴイストな制御不能キャラになりつつある。
そんな中、ご意見番のポジションが空いていると見るやいなや、タイチ選手はしっかりと収まって見せた。
またタイチ選手のコメントは論理で攻め立てるというよりも、ファンに近い距離の愚痴のようなで展開されている。
そんな中でも確かにと納得してしまう部分も多々ある。
しかもタイチ推しでない人もクスッと笑ってしまうユーモアが含んでいて読んでいて飽きないのだ。
そう、タイチ選手のコメントには不思議な力があり、とても理にかなっていると私は考えている。
見解はこうだ。
タイチ選手のコメント力の正体は「仮想敵」
タイチ選手のコメントは仮想敵をしっかりと作っている。
例えばKENTA選手のことを例にしてみよう。
『G1』目前!タイチ選手に直撃インタビュー!
「これは“大審議”だろ! コイツ(KENTA)に出場の権利なんか絶対ねぇよ!」
☆新日本プロレスのスマホサイトで掲載中!
⇒https://t.co/gCTDceXKLP
#njpw #g129 pic.twitter.com/aBUnpizR0o— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 3, 2019
KENTA選手を知らない人からすれば、「なんで出れるの?」となる。
これに大誤審ときっぱり言い切りって「こいつは敵だぞ」とファンに示したのだ。
そう、選手自ら仮想敵を提示することで共感をうながしファン化させていくのだ。
実はコピーライターやコメンテーターなどもこの手法をよく使っている。
例を挙げると「痩せたいなら○○しなさい」や「○○するやつはバカ」などバッサリと切り捨てる。
このように本やコメンテーターを見たことはないだろうか?
相手先の反論受け付けず、相手を敵と決めつけるのだ。
意識してかしてないかは分からないがこういった手法を巧みに使っているのが今のタイチ選手。
Bブロックは曲者ぞろい。
ご意見番としてどこまで存在感を示すのか密かな楽しみだ。
ただ一言忠告しておきたいことがある。
選手が仮想敵を提示したからと言って、新日本プロレスや選手に直接リプライを送っていいわけではない。
そう思っているならば会場で思いっきり選手にブーイングを送ればいいのだ。