G1 Climax29 7.20 後楽園ホール大会の飯伏幸太vsSANADAの試合がセミファイナルで行われた。
天才vs天才という試合に相応しい、次の新日本プロレスを引っ張っていく二人の試合だったと私は感じた。
どちらも生え抜きではないが、新日本プロレスイズムを自らに取り込み、外での経験をミックスさせている。
試合の内容だが、一言でいうと天才vs天才。それ以上ない。
技の攻防だけでなく、緩急や二人の所作で会場の雰囲気、期待値を上げていくのは天才にしかできない。
飯伏vsオスプレイの試合も白熱したメインイベントだが、二人の箔や色気などをトータル考慮すると飯伏vsSANADAの方が好きな試合だ。
観ていない人は新日本プロレスワールドで確認してほしい。
さて今回の記事ではYahooニュースにもなったが飯伏・SANADAの新ユニットについて書かせてほしい。
どちらも所属するユニットでリーダーがいて中々抜け出せずにいる。
組んだら面白い!各々が独立したらトップ取れる!という意見があった。
確かにそういう考え方もある。
ただ、この件について大きな声でNOだ。
飯伏選手、SANADA共に今のユニット、今のポジションが一番ベストなのだ。
飯伏・SANADAのユニットなど愚者の選択でしかない。
今回の記事では二人のユニットに胸を躍らせた人や想像した人からの意見を真っ向からぶった切ることになる。
そのような人はヘイトが溜まるので今すぐ戻るボタンを押してほしい。
またプロレスをビジネスカットで考察することを嫌う人も直ぐに戻るボタンを押してほしい。
それくらい今日の記事は本質を書いている。
飯伏、SANADAともにNo.2というポジションがおいしいってこと分かりますか?
飯伏選手、SANADA選手ともに今のNo.2というポジションが一番おいしいのだ。
飯伏選手は棚橋選手、SANADA選手は内藤選手というユニットで絶対的なリーダーが存在する。
絶対的なリーダーがいるとユニットのNo.2は注目も集めながら自分のやりたいことが出来るのだ。
ユニット内のフォローアップや指揮などはリーダーがやる必要があるが、そういったデリケートなことはやる必要なくユニットの冠を被ることが出来る点がおいしい。
また、「なんとかNo.2からNo.1」になってほしいとファン心理としては働くのだ。
さらにいうとユニットのNo.2というポジションには、フェイスが良い人を置くべきことでユニット内外で大きく輝くのだ。
国民的アイドルだった、SMAPも中居君というリーダーがいて、木村君というフェイス担当がいた。
だれがどのファン層を獲得するのか、ユニット編成では非常に重要になってくる。
仮にSANADAがロスインゴを脱退して、本隊に加入するとなるとどうなるか?
間違いなくSANADAの人気は影を潜め、グッズの売り上げは下がることになるだろう。
それはなぜか?
仮に本隊に加入するとなると、棚橋>飯伏>SANADAという格付けがされてしまう。
飯伏選手は今のポジションが危ぶまれるし、SANADA選手としても上に二人いるポジションはおいしくない、なにより良い流れは出来ていない。
SANADA選手のインタビュー記事を読んでも、「No.2」・「無冠の帝王」というポジションがいかにおいしいか理解しているし、できればこのままのポジションでシングルのタイトルが望ましいと考えている。
さすがSANADA選手。こういったところからNumber総選挙4位という結果につながったのだろう。
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まぁ、ぶっちゃけて書いてしまうと、本隊だろうが、CHAOSだろうが、鈴木軍だろうがSANADA選手はどのユニットでも欲しい。
フェイスも良いし、どのユニットでもフィットする器用さもある。
ならば尚更ユニットとして最も魅力があるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに入るのが最善の選択だろう。
2016年の参戦時から考えたら、よくSANADA選手を引っ張ってきたなと感心する。
ロスインゴ加入の経緯はまだ空かされていないが非常に楽しみだ。
仮に新ユニットが出来たらどっちがリーダーをやる?それこそ、今の二人の現状を打破できない。
仮に新ユニットが出来上がったらどうなるだろうか?
飯伏選手とSANADA選手のどちらがリーダーをやるのか?
今はファンが思っていることは「飯伏選手、SANADA選手は今のポジションにいるからトップとれない」ということだ。
そこので二人ユニット!という声もあるが、私からすればクエスチョンマークがつきまくる。
二人のユニットを作ったらどっちがリーダーになるのか?
また飯伏選手、SANADA選手のどちらかはまた二番手になるだけだ。
はい、二人の現状は打破できるか?いや何も解決になっていない。
いいですか?
今のユニットの人気、グッズ売り上げ、カードの組みやすさなどなど。。。
これらを考慮するとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンからSANADA選手を抜いて、新ユニットや独立なんて道は当分ない。
今ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは、リーダー内藤哲也、No.2のSANADAという形がとても良いのだ。
加えてNo.3にEVILが構え、名参謀にBUSHI、特攻隊長として高橋ヒロム、先発部隊に鷹木信悟とキレイなピラミッドになっていて理想とする組織となっている。
これはジャニーズのSMAPや嵐などと同様に、誰がどの層のファンを獲得するか?という役割分担がとれた非常にバランスが取れたユニットになっていることを意味する。
先にも言ったが、リーダーは俯瞰で見て全体をコントロールしなければならない。
これを飯伏選手、SANADA選手が今の状態で出来るとは思えない。
過去に内藤選手はリーダーとして以下のようなコメントをしっかりと残している。
内藤「EVILはもう、“G1モード”に突入してるってことかな? いいんじゃないの? だって同じリングに、SANADAも、鷹木も、内藤も、そして飯伏もいるわけでしょ。そりゃあ、俺も燃えてくるよ。でもさあ、こんな時こそ、トランキーロだぜ、EVIL。」
参考:新日本プロレス
流石、内藤哲也。見えている。
たとえ団体を引っ張っていなくても下からしっかりと支えているではないか。
話は逸れてしまうが、ジェイ・ホワイト選手はBullet Clubとしてリーダーをやっている。
仮の話だがBullet Clubに最初から入り、ケニー・オメガの下でNo.2として人気を貯めてから、今のリーダーの位置に言っていたらどうだろうか?
人気は今以上でも圧倒的ヒールというジェイ・ホワイトが完成していたのだ。
新ユニット結成のXデーは、棚橋と内藤が握っている。
では、飯伏選手とSANADA選手はトップオブトップに行けないのか?
そうではない。
過去、そして今現在もNo.2として成功した人は一人いるのではないだろうか?
そう、オカダ・カズチカだ。
CHOAS加入時には中邑選手という絶対的なリーダーがいた。
それでもオカダ選手はトップまで上り詰めたのだ。
こういったユニットのNo.2でもトップまで上り詰めることは証明されている。
ただ飯伏選手、SANADA選手がユニットを組んだり独立したりという可能性がないわけではない。
私の中では新ユニットのXデーは決まっていると考えている。
それは、棚橋選手か内藤選手が4本柱から陥落時だろう。
それこそロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとしての人気が峠を越えた時に最後の花火が上がり、その時に新ユニットが誕生するかもしれない。
ただ安心してほしい。ドル箱ユニットのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの没落はまだまだ先になるだろう。
高橋ヒロム選手も復活していない。
東京ドーム2DAYも成功させていない。
東京ドーム以外のドーム興行も成功させていない。
現在の状態の人気を捨ててまで、飯伏選手、SANADA選手のユニット、タッグにするのはありえない。