G1Climax KENTA オカダ・カズチカ 内藤哲也

オカダがKENTAに勝利。最後の握手とバックステージコメントは内藤哲也へのメッセージ?

7.27 G1 Climax29 大会でオカダ・カズチカ vs KENTAの試合が行われた。

Twitterのタイムラインでは賛否両論な意見が飛び交っており、これぞプロレス!という感じの考えさせられる試合だ。

私個人としては、こういう苦味エグ味がある試合は、何かを考えたり後々のフラグに繋がったりするため大好物

また興行全体の満足感で言えば、家族連れ、恋人同士、友達と和気あいあいとプロレスを楽しんで声援も大きいの名古屋大会は大好きだ。

 

肝心な試合だが、人で選ぶ試合内容というべきだ。

新しいものや経験したことないことに対峙した時の物事の向き合い方で、オカダ・KENTAのメインの観方は変わるというのが私の意見だ。

プロレスだけでなく、物事の捉え方は人それぞれなので違う。好意的な意見もあれば、否定的な意見もあって、それもまた一興。

そんな試合だった。

 

ただ、KENTA選手は向かい風なポジションを上手く利用しているレスラーだと考えている。

ではKENTA選手はどういうポジションか?

一言でいうと「鼻につく」。

試合を行う毎に、その傾向は顕著に出てきて、7.27のメインでそれが完全に表面化した。

※KENTA選手は否定しているわけではないので勘違いしてほしくない。

プロレスは興行である以上、全員がオカダ選手、棚橋選手のように全員がベビーファイスになれない

またジェイ選手、ファレ選手のように全員がヒールレスラーになれない

これと同様にキャラクターは一意でなければならない

そんな新日本プロレスの中でKENTA選手は「鼻につく」というポジションが確立させた試合になったのだろう。

こういう人間の人には見せたくないドロッとした部分を見ることが出来るものプロレスの面白さといったところだろう。

 

KENTA選手はこのポジションを上手く生かしていると会場で観ていて感じている。

新日本プロレスワールドだと音声を拾うことが出来ないが、KENTA選手コールは大きくなっているし、それに合わせてブーイングも起こっている。

こういった好転反応は一試合で生まれることもあるが、やはり地道な積み重ねが重要になってくる。

KENTA選手は1敗こそしたが優勝決定戦への期待はまだまだあるので、G1 Climax29の中でなぜKENTAのプロレスを新日本プロレスで見せたいのかファンに伝えてほしい。

 

ただ結果をみれば地元愛知県でオカダ勝利でハッピーエンドだったのではないだろうか。

最後にオカダ選手がKENTA選手へ握手を求めた、そしてそれについてバックステージでコメントを残している。

それについても言及したい。

オカダが最後にKENTAに握手を要求。応えたKENTAはどういう意図があったのか。

試合後にオカダ選手はKENTA選手へ握手を求め、KENTA選手はその握手に答えた。

これまではKENTA選手から飯伏選手や棚橋選手へ握手を求めてきた。

飯伏選手はこれに応え、棚橋選手は拒絶した。

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しかし、なんと今回は現IWGPヘビー級王座にして、新日本プロレスの象徴から試合後に握手を求めたのだ。

オカダ選手からの握手に対して、答えたKENTA選手。

その後のバックステージコメントでオカダ選手は以下のように語っている。

オカダ「(※コメントスペースまでゆっくりした足取りでやって来る)5連勝。(KENTAは)さすが4連勝の相手だけあったね。まあ、海外でいろいろ活動してて、俺が負けたら、海外(の団体)よりも下っていうことになっちゃうでしょ。まあ、それは明日も言えるかな。ただ、あれだけ熱い闘いをしてる相手ならば、この俺が胸を張ってウェルカムでいてあげないと。日本の、いや世界のトップは心が広いなと。」

参考:新日本プロレス

さすが新日本プロレスの象徴。

どんなにファンから認められていないからと言って拒絶はせず、むしろチャンピオンとしてKENTA選手を受け入れたではないか。

オカダ選手も海外戦略にKENTA選手が必要なことは分かっているのだろう。

 

やっぱりKENTA選手の海外での人気は絶大なのだ、ダラス大会に言った私が言うのだから間違いない。

そのため以下のようなツイートもしてしまった。

バックステージコメントは内藤哲也へのメッセージ?

バックステージコメントで。

俺が負けたら、海外(の団体)よりも下っていうことになっちゃうでしょ。まあ、それは明日も言えるかな。

ということを口にした。

新日本プロレスにはもう一人の象徴が存在する、そう内藤哲也だ。

オカダ選手が新日本プロレスの引っ張っているならば、内藤選手は今の地盤をしっかりと固めている。

オカダ選手がガンガン引っ張っていく上司ならば、内藤選手はミスを上手くカバーしてくれる上司と言ったイメージ。

 

さて7.28の試合は、G1 Climax初出場の外敵が今の新日本プロレスの象徴に挑戦するという形のメインイベントになっている。

内藤哲也vsジョン・モクスリー

オカダ選手が先人を切って初日勝利で収めた。

今度は7.28で現在4連勝中のジョン・モクスリーを内藤選手は止めなければならない。

 

バックステージコメントで王者として象徴としてメッセージを送るぐらいグイグイ新日本プロレスの引っ張っていくオカダ選手。

それに内藤選手は応えられるのか?そして、新日本プロレスはそんなに甘くないぞということを身体で教えることができるのか?

そういったところも注目したい。

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