8.30 RoyalQuestのメインイベントが最高だった。
オカダ・カズチカvs鈴木みのるのIWGPヘビー級選手権試合で、鈴木選手は今年初めてシングルメインイベントだ。
海外での新日本プロレス観戦にどっぷりハマってしまった私は現地で観てきたのだが、メインイベンターの一人は”鈴木みのる”しか考えれれなかった。
もちろん、もう一人はオカダ・カズチカしかいない。
内藤選手でもザック選手でも、ましてやジェイ選手でもない。
このオカダvs鈴木しか考えられないのだ。
他の記事でイギリスの現地レポートの記事を書いているが、どんどんイギリスで新日本プロレスの興行をやって欲しい。
まだまだ売上の伸びしろはあると感じた。
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「風になれ」の大合唱はオールスタンディング
オールスタンディングでの「風になれ」の大合唱。
会場全員が立って叫ぶ「風になれ」は、もちろん私史上最高の「風になれ」であった。
私はこれをやるためにイギリスまで行ったと言っても過言ではない。
日本でも大合唱することは出来るが、スタンディングで迎え入れるというのは海外でしか絶対に出来ない。
普段から日本の会場でやっている人がこんなにも気持ちいいのだ。
ワールドでスマホ・テレビ越しにしかやっていない「風になれ」を、イギリス(ヨーロッパ)のファンはやっとの思いで生で大合唱することが出来る。
溜まりに溜まったフラストレーションを鈴木選手が解放できる。
この一瞬に大枚を叩いているイギリスのファンなのだ。
鈴木みのるのエルボーを”見に”、”聞き”に来ているイギリスファン
もう一つ感じたのが鈴木選手のクラシカルで洗礼されたレスリングを見に来ていたことだ。
中でもエルボーを見に来ており、そして鈴木選手しか出せない鈍い音を聞きに来ていた。
鈴木選手がエルボーを打つ時に、会場に「シー」というコールされ、会場中が黙るのだ。
そして、あの後が鳴り響くとHoly Shit!とため息交じりの声を上げる。
オカダ選手も「一番のエルボー」と言ったが、エルボーだけでイギリスファンからお金を取れるのが鈴木みのるなのだ。
一問一答で答えていた「プロレスはお金を稼ぐ手段」
以下に鈴木選手の一問一答があるので読んでほしい。
特に印象に残っているが「プロレスはお金を稼ぐ手段」という部分だ。
この言葉が出るということは、プロとして真摯にプロレスに向き合っていることがギュッと詰まった一言だ。
プロとして最大限のパフォーマンスを追い求めている人ではないとこの言葉は出ない。
どうすればお客様が来てくれる?どうすれば満足するか?どうすればリピーターになるか?
自分が出来ること、出来ないことは何か?
何度も何度も仮説を立て、検証し、それを実行し続けてきたからこそ異国地で評価を得ているのだろう。