週刊プロレス No.2032 2019年10月9日号が賛否の渦にいるかもしれない。
まずは↓の画像を見てほしい。
そう9.22 神戸大会で負けた内藤哲也が表紙なのだ。
この日の勝利でIWGP インターコンチネンタル王座を戴冠したジェイ・ホワイトはそっちのけである。
一応ジェイ選手はこれでIWGPヘビー、IWGPインターコンチ、IWGP USヘビーを全て戴冠したことになり、もう少し注目されても良い。いや、されるべきだ。
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ジェイ勝利でIWGPヘビー、インターコンチ、IWGP USヘビーの3つを戴冠したことに。彼には未来しか感じない。
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また紙面を見ても他団体で大きなトーナメントの優勝決定戦、そして初優勝者が出るなどプロレス界には覇者が誕生していた。
インターコンチのベルトはIWGPヘビーから考えると一つ位の低いベルトであることは間違いなく、そのベルトのタイトルマッチの敗者が表紙であることにプロレスファンは何を思うのだろう。
週刊プロレスが証明してしまった内藤哲也への依存度
週刊プロレス、ジェイ・ホワイトファン、内藤哲也ファンの意見がぶつかることになるだろう。
週刊プロレスは営利を求める以上、売り上げを伸ばさなければならない。そう内藤選手を表紙にすれば売り上げは間違いなく上がるのだ。
下の週刊プロレスでもそうだ。BOSJ優勝者のオスプレイ選手でも、IWGPヘビーを防衛したオカダ選手でもない。セミファイナルでインターコンチを戴冠した内藤選手が表紙だ。
また内藤選手のトークイベントでも編集長自ら、「内藤哲也が表紙だと売り上げが良い」ことを話していた。
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ただ私の意見としては、ここまで露骨にやるかぁといった感想を持っている。
それだけ売上的な面で内藤選手の敗北が週刊プロレス的に痛手ということだろう。利益を追求していく以上仕方がないことだが腹落ちはしにくい。
”ベルトを超えた存在”から”勝ち負けを超えた存在”が内藤哲也
ある意味では内藤選手は勝ち負けを超越してしまった存在ということを証明してしまった。
東京スポーツも敗北後すぐに取材がされ、先日その内容が公開されたのだ。
試合後も無言を貫いた衝撃の敗戦から一夜明け、内藤に取材を申し込むと神戸市内のファミレスに緊急招集がかかった。だが久々の“聖地”にも前王者の表情は暗い。「最後までジェイのペースで試合をしてしまったかな。G1で遠のいたはずの2冠が、飯伏(幸太)の発言でまた近づいたと思った矢先にベルトを失ってしまった。今はどこに進めばいいのか、全く見えてこないですね…」と珍しく弱音を吐く。
出典:東京スポーツ
遂に父親の賢一さんも登場する神回なので一読するべき。
話を戻すと新日本プロレスも内藤哲也の存在が勝ち負けを超えていることは承知だろう。
IWGPヘビーとIWGPインターコンチの両戴冠から一歩二歩後退している内藤選手だが、そんな存在をイッテンヨン、イッテンゴで何のドラマにも絡ませないわけがない。
勝った時の内藤選手も好きだが、負けた時の哀愁が漂って、次に何をしてくれるのか分からない内藤選手も大好物。
リマッチ権を行使させずに上手いこと次に繋がる展開を妄想しながら期待したい。