鷹木信悟が強すぎる。
超パワーファイターのSHO選手でも、
頭脳派の金丸選手でも
技巧派マーティースカルでも、
現IWGPジュニアのチャンピオンのドラゴン・リーでも勝てなかった。
強い、強すぎる。
マジ負ける姿が想像できないとは言ったが、まさにそうだ。
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26 Aブロック唯一の5勝0敗。
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26制覇に向かって驀進中の鷹木選手だが、今までとは異なる言葉を言っていた。
そう、「全勝優勝」と明確に口にしたのだ。
今までの興行では「無敗」と言っていたが、ここに来て「全勝」である。
一見すると同じようだが、ここに鷹木選手の思惑が感じたので書きたいと思う。
無敗とはすなわち、負けなければよい
無敗、ようは負けが無いということである。
これは
- 両者ノックダウン
- 両者リングアウト
- ノーコンテスト
など、引き分け裁定となった場合でも無敗は続くのだ。
またリングアウト負けや反則負けなどのなら、ハプニングで片付けられてしまい、実質負けでない。という判断してもおかしくない。
ただ今回ははっきりと「全勝」優勝といった。
引き分けでもなく、ハプニングもなく、フォールまたはタップアウトを取り、完全に勝利するという意味だ。
このまま全勝優勝でベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを制してしまうと、いよいよ本当にインターコンチ挑戦、ヘビー級転向という現実味も出てしまうのだ。
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”鷹木信悟”が全勝にこだわるのは策士だからか。
鷹木選手はジャイアン、ジャイアン言われているが実はシングルでのNo.1の称号というものに久しく遠ざかっている。
今の新日本プロレスのリングの活躍を見たら、嘘だろと思うかもしれないがシングルのベルトは取れていない。
そんな中でのベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26での現在5連勝。
否応なしでも期待が掛かってしまうのは当然だ。
でも、なぜこんなにも全勝優勝にこだわるのだろか?
それは、、、新日本プロレスを盛り上げに盛り上げ一気にトップ戦線に行こう、という魂胆ではなかろうか。
最初は、俺が!俺が!俺が!でただ自分が優勝して一番になりたい!という意思かと思った。
しかし、試合後マイクでは
参考
新日本初登場が両国、次の両国で!オイ、俺がメインに立ったら最高に面白くねぇか、オイ!?
参考:新日本プロレスリング
と発言していた。
自分が一番!という気持ちよりも、
新日本プロレスを盛り上げたい!
プロレス界を盛り上げたい!
が先行しているように感じた発言だった。
昨今の新日本プロレスは俺が!俺が!俺が!よりも、民意を味方につけることでトップ戦線に行くケースが多々見受けられる。
キャリア15年の鷹木選手は、まずは足回りをきっちり固め、チャンスのタイミングで一気にトップ戦線に躍り出ようとしているのだろう。
今だベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで初出場・全勝優勝での優勝者はいない。
それを成しえるのは、鷹木信悟なのかもしれない。
補足情報だが、ミラノさんも初出場で初優勝してます。