ついについに、高橋ヒロムが完全復活。
11.3 大阪大会のセミファイナル、IWGPジュニアヘビー級選手権試合の後に登場した。
大方の予想通り、そして理想通りに大阪大会でTIME BOMBが爆発したわけである。
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高橋ヒロムの11.3大阪大会に年内復帰のラストタイミングになりそう?
11.3 Power Struggle大阪大会は年内最後のビッグマッチであり、東京ドームの主要カードが大方出そろう大事な ...
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まずは高橋ヒロム選手にお帰りなさいを言いたい。
リング上で弾ける笑顔を見せてくれた高橋ヒロム選手だからもう大丈夫だろう。
IWGPジュニアヘビー級に挑戦表明したし完全復活で間違いないだろう。
BUSHIの覚悟と仲間の復活に花道を作ることの美学
高橋ヒロムのことに触れる前にまずはBUSHI選手に「ありがとうございます」だろう。
そして否定的意見を送っていた人は、誤らなくても良いので丸部商店でから揚げを買うか、Tシャツを買いましょう。
前哨戦もないに合わせてツアー途中から参戦。加えてストーリーラインを作り切れない状態からの強引な挑戦表明。
さらに疑問や否定的意見を生むだろうセミファイナル格上げされたIWGPジュニアヘビー選手権試合。
スーパージュニアタッグリーグ開催中ということも考慮すると、クエスチョンマークになるだろう。
圧倒的な超逆風状態で臨んだセミファイナルだったが、11.3 大阪大会で一番試合でした。内容および歓声の大きさなど全て含めてだ。
オスプレイ選手のパワーやスピードに敢えて着いていくことをせずに、自分のフィールドに持っていく姿。だけどオスプレイ選手のいつも以上のムーヴを出させるのはBUSHI選手のプロレススキルが高いことを証明した試合だった。
高橋ヒロム「ところがところが、BUSHIさんの挑戦、スゲエ刺激的だったよ。BUSHIさんがどんな思いで、この11月のこの大阪の場所、オスプレイのタイミングを見て、挑発し、ここに、この11月3日の大阪で挑戦したか。俺には気持ち、たぶんだけど、たぶんだけどわかるから、俺はBUSHIさんに心から敬意を表する。」
出典:新日本プロレス
ヒロム選手も言っているように、11月の大阪という場所、タイミングの最適な場所でオスプレイの選手に挑戦表明した。
確かにBOSJ26の優勝、IWGPジュニアヘビーチャンピオン、G1 Climaxの出場と既にジュニアヘビーの枠を超え、絶対王者であるウィル・オスプレイ。
そんな王者に対して、勝とうが負けようがヒロム選手が復帰するだろう大阪大会のために花道を作る。
例え批判を浴びようと仲間のために自分の美学を貫く。まさに制御不能だ。
これぞロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンなのではないか?
IWGPジュニアヘビー戦線を守った絶対王者ウィル・オスプレイ
絶対王者のウィル・オスプレイ。BOSJ26以降では常にトップ戦線でジュニアヘビー級を引っ張ってきた。
そして夏にはG1 Climaxに出場するというジュニアヘビー選手として、ある種の道を作ってジュニアヘビーでも強さを証明してきた。
結果としては負け越したもののファレ選手、KENTA選手、SANADA選手、棚橋選手とトップレスラーを破り、また試合内容でも存在感を示していた。
そしてPower StruggleのスーパージュニアタッグリーグでもTHE BIRDS OF PREYとしてロビーと共に更に価値を上げていった。
ほぼ休みなしでIWGPジュニアヘビーチャンピオンとして走り続けいていたウィル・オスプレイ。
そんなオスプレイ選手に対してジュニア戦線を守ったこと、ジュニア選手の価値を上げたことに対しての感謝の抱擁に私は見える。
2018年のBOSJ後に新たなジュニアの象徴になると宣言してのケガで戦線離脱。
悔しい思いをしたヒロム選手だが、オスプレイ選手が汲み取ってきっちりその責務を務めた。
東京ドームで刺激的な二人の対峙はどのようなストーリーになるのか?今から長い長い2か月間の楽しみが出来てしまった。
TIME BOMBだけではない。新必殺技とはなにか?1000%は関係ある?
電撃復活したヒロム選手がバックステージコメントで気になるコメントを残していた。
TIME BOMBだけだと思うなよ!
場内大爆発! 高橋ヒロムが待望の電撃復活!
BUSHIとの激戦を制した“IWGPジュニア王者”オスプレイの前に出現!
バックステージでは「TIME BOMBだけだと思うなよ!」と新必殺技も示唆!?
☆11.3大阪大会をスマホサイトで独占詳報中!
⇒https://t.co/HMS4dB9qGA#njpst #njpw pic.twitter.com/mCp3pJrxAY— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 3, 2019
そう新必殺技があることを示唆したのだ。
確かに今回の電撃復活は時限爆弾のように時間が進んで爆発する類のものではなかった。急に爆発したのだ。
そういったことが新必殺に関係しているのか?その点も楽しみの一つだろう。
絶対王者にオスプレイ選手に勝つための秘策なのだろう。
ヒロム選手はファイヤーマンズキャリーの体制になった時にTIME BOMBを合わせて複数の技を持っている。
ファイヤーマンズキャリーから新必殺が出るのか?何にせよ東京ドーム大会で高橋ヒロムの第2章が始まるだ。
1000%の回復した高橋ヒロムをまずは前哨戦で楽しみたいと思う。