KENTA 石井智宏

KENTAがNever防衛!柴田への蹴りとバックステージコメントで伝えたかった真実。

11.3 大阪大会でのNEVER無差別級選手権試合について書かせてほしい。

王者KENTA vs 石井智弘のNEVERらしい試合となった。

Power Struggleの前哨戦ではKENTA選手が石井選手の今までにはない角度からの煽りでファンを楽しませたのは記憶に新しい。

石井選手のことをジャニーズ系、アニメ声、#TOMOで応援しろなどSNS上ではかつてないほどKENTA選手に注目が集まったわけだ。

その時のことも記事にしているので良かったぜひ。

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結果はKENTA選手の勝利となり、私的にはハッピーエンドである。

なにより感じたことはKENTA選手のブーイングが少なく以前よりもプロレスを見に来ている観客が増えたことだ

SNS戦略が功をそうし、KENTAに対して抵抗感を下げた状態でプロレスを見ているためかブーイングもなく、むしろKENTA選手の蹴り見て悲鳴を上げている観客もちらほらいた。

過去2試合のタイトルマッチにあった、ダーティファイトを使用しなかったのも良かった点だろう。

KENTAのプロレスは会場で観ないと伝わりづらい。KENTA良いかも?と思った人は会場へ

この試合を通して思ったことは、KENTA選手のようなスタイルの試合は試合会場で見なければ良さは伝わりずらいということだ。

ようはKENTA選手の重い打撃、主にキックは映像では届かない。それは見た目の派手さと聴覚へ刺激が少ないからだろう。

 

まず見栄えのことを考えると頭部への延髄蹴りやジャンピングニーなど飛びながらの蹴りと、KENTA選手の膝蹴りやフットスタンプを比べるとパッと見の分かりやすさは前者だろう

ここら辺は引きのカメラで観た時にKENTA選手の攻撃はコンパクトに収まっているように見える。

だが会場、それもリング近くで見ているとエグイところに入っている。

 

そして聴覚への刺激だが、KENTA選手のキックの音はカメラのマイクでは拾えない

無理に音を出そうとしていないし、鈍い音は耳を澄ませて聞きにいかないと逃してしまう。

ただこれも近くで観戦していると分かるだが痛々しい音が響いているのだ。

 

このようにKENTA選手のプロレスは映像的に伝わりにくい部分があるのだろう。

とはいえ、今回は試合での評価をまずまずなのではないだろうか。本人も感覚が戻ってきつつあると言っているので引き続き応援したいと思う。

インターコンチ戦で介入して柴田選手蹴り浴びせてたけど...どうかな?

もう一つ気になったことがある。

ジェイ vs 後藤のインターコンチ戦での介入時に、それを阻止しようとした柴田選手との絡みだ。

タイムシフトで見返してみたけど、かなり重いキックを欠場中の選手に浴びせていた。

希望的な部分も大きいがドームで柴田選手の復帰...なんてことを期待してしまうのだ。

文句を言ってるやつらは挑戦したことないやつら。1回の失敗ぐらいまた立ち上がればいい。

さて本題に移りたいと思う。今回一番伝えたかったのは試合後のバックステージコメントだ。

前哨戦のようなお茶らけたものではなく、KENTA選手の本心が詰まっている。

KENTA「アメリカ行って、何も残せなかったヤツって言う言われ方する時は、やっぱりあるんだよね、どうしても。でもそれは事実だから、別にそこに対して何も反論とかするつもりないし、それは事実だし。でもいま俺は新日本で“新しいチャレンジ”前向いてやってるから。そこを否定されても、どうしようもないもんね、変えられないし、別にそれはそれだし。でもそのへんで文句言ってるヤツって結局、何か自分で挑戦したこと、本気で挑戦したことないヤツでしょ、たぶん。そうだと思う。誰か挑戦する気持ちがあるんだったら、そんなこと人に言わないもんね。まあとにかく、今日このシリーズ通して、またさらにまあいい感覚掴んで来てるからね。まあ、次のシリーズまた、楽しみにしていて欲しいし。また次のシリーズは会いに来てくれる?

~中略~

まあ、とにかくこのシリーズ通して何を言いたかったかって言うと、まあ1回の失敗ぐらいまた立ち上がればいいってこと。違う違う違う違う、もう1個あった! YOSHI-HASHIはブスってこと! ブスはブス!」

出典:新日本プロレス

最後のブスの下りはどうでもよい。

重要なのは、「チャレンジを否定するな」ということだろう。

恐らくKENTA選手へのSNSには表面化していないが結構な誹謗中傷が届いているのだろう。

まぁ表に出る商売をしている以上ある程度は批判も来るし我慢も必要だ。

 

ただチャレンジの否定に対して文句言うのは頭が痛くなる。

何か行動を起こした結果に対して「つまらない」、「○○じゃない」ならまだ理解できる。

ただ、何か変わろうとして必死にやっている人に、「無駄だからやめろ」、「お前には無理」ってあまりに可哀そうだろ。

今いるトップレスラーも最初は逆風から始まっているのだから、KENTA選手がこの後どうなるかについてはもう少し後に判断したいと思う。

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