IWGP USヘビー級王座 ジョン・モクスリー

ジョン・モクスリーがなぜ来日して直ぐ新日本プロレスファンの心を鷲掴みしたのか。

正直に言おう、ジョン・モクスリーにハマっている

6.5 両国国技館、6.9 DOMINIONの2試合しかしていないが彼に夢中だ。

確かに元WWEのスーパースターという色眼鏡で見ている部分もある。

ミーハーと言われてもしょうがない。

甘んじて受け止める覚悟だ。

ただ、彼の次の行動が気になってしょうがないのだ。

G1出るのか?

これからの海野とは関係は?

など妄想が膨らむばかりだ。

WWE時代を知らない人で、私と同じでジョン・モクスリーにお熱な人は少なくないはず。

今日はなぜジョン・モクスリーが新日本プロレスファンのハートを鷲掴みにしたのか私なりにまとめたので読んでほしい。

技がシンプルだが試合運びは単調ではない。そして攻め手受け手のバランスが良い。つまり「分かりやすい」プロレス

はじめにプロレスの内容から掘り下げていこう。

私が感じるのは技がとにかくシンプル

これぞアメリカンスタイルと言わんばかりのナックルパート

190cmオーバーの巨体から放たれるラリアット

決まればKOを必至のデスライダー

元々身体の大きいのと技がシンプルのが相まって、レスラーとしての迫力が段違い増している。

ただ技がシンプルだが試合運びの流れは単調ではない

ラフ殺法を駆使してリング内外で暴れプロレスを魅せてくれる。

WWE時代はさぞ大きい会場でやったのだろう。

両国国技館、大阪城ホールは小さく感じてしまったほどのプロレスだ。

 

そして、もう一つモスクリーの魅了するポイントはあると思う。

それは攻め手と受け手のバランスだ。

自分が攻め手の時は徹底的に攻める。

6.5 両国国技館のIWGP USヘビー級王座戦では執拗にテーブル攻撃、噛みつき攻撃を繰り返した。

6.9 DOMINIONの第1試合では海野選手のブレーンバスターの要領で持ち上げたかと思ったら、そのままたたきつけた。

だが、これだけだとただの狂犬レスラーになってしまう。

モスクリー選手は受け手に回るのも絶妙にうまいのだ。

ジュースの椅子攻撃テーブルを使ったキャノンボールを受けて見せた。

まだ技の数が少ない海野選手のトペ逆エビ固めをしっかり受けた。

まるでモクスリー選手が対戦相手に引き出しを開けているように見事な試合展開だった。

見ていて「分かりやすい」プロレスなのだ。

確かにオスプレイ選手やドラゴン・リー選手のような空中戦も分かりやすい。

ただモクスリー選手プロレスは古き良き時代のプロレスを彷彿とさせるため、新日本プロレスファンを魅了するのではないだろうか。

ファン心理を捉えたサプライズとプレゼントを用意

次にファン心理を捉えたサプライズとプレゼントだ。

5.3 レスリングどんたくでビデオメッセージでジュース選手に挑戦表明をした。

そして約1か月の間、だれがデスライダーなのかSNS上では議論を繰り返させたのだ。

内藤選手も「プロレスは考える時間が最高の時間」と言っている。

確かにSNS上で議論の熱の帯び方は尋常ではなかった。

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そして試合が終わった後のバックステージコメントだ。

このベルトを追って誰かが来るのであれば、そいつらに関しても俺は全力で向かっていく。誰にも邪魔はさせない。そして恐れない。ここで言える最大のメッセージ、それはもうリングの上で表現したと思う。俺の言葉というのはリングの上で表現するものであり、それはバイオレンスである

参考:新日本プロレス株式会社

誰の挑戦でも受けるというメッセージをちゃんと残したのだ。

そして6.9 DOMINIONでまさかの発表。

モクスリーvs海野だ。

こんなサプライズとプレゼントを誰が想像できるだろうか?

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デビューそこそこの若手と第1試合に登場した。

普通ならこんなオファー受けない。

そして試合が終わるとおもむろにこう叫んだ。

I want in G1.(俺をG1に出せ)

誰もがスポット参戦と思っただろう。

現に所属はAEWだ。

それなのにこの発言。

第1試合から大阪城ホールの空気をガラッと変えてしまった。

世界のスーパースターはサプライズとプレゼントの規模が違う

試合ではシンプル+バイオレンス。でもバックステージやインタビューで謙虚。日本人は「ギャップ」に弱い。

試合内容は上でも語ったがシンプル+バイオレンスだ。

ただこのファイトスタイルから想像もできないくらい発言は謙虚だ。

新日本プロレスに対して、新日本プロレスファンに対してリスペクトの意を表している。

まず初めに新日本プロレスに感謝の言葉を述べたいと思う。自分にこの機会を与えてくれたことに感謝する。そして今夜のこの闘いというのは初めてのリングだったにもかかわらず、自分のホームであるかのように闘うことができた。自由度の高い、自分がやりたいことができたということにもとても感謝している。そしてもちろん2つめにはジュース・ロビンソンに感謝したいと思う。今日、今夜、共にリングに立ってくれてどうもありがとう。

参考:新日本プロレス

そして6.9での海野選手との試合のバックステージコメント。

よくやったぜ若いの。おまえ、良いよ。素晴らしいヤングライオンだ。素晴らしいヤングライオンよ、俺のベルトちょっと持っていてくれ(といってUSヘビーのベルトを持たせる)。俺はコイツが気に入った。俺にとってのヤングライオンでもある。だからコイツをスパーリングパートナーにしてもいい。オイ、ロッポンギまで俺を連れて行ってくれないか。

参考:新日本プロレス

あのファイトスタイル、風貌から想像できないくらい謙虚でいいやつ。

こんなの「惚れてまうよろー」である。

私を含めて日本人はこういったギャップ、”実はいいやつ”に弱い。

どうせファイトマネーが良いから出稼ぎにきたんだろ。

スポット参戦なんだろ。

と思った人も多いはず。

正直に言おう、私はそう思った。

だが蓋を開けてたら新日本プロレスをリスペクトしているではないか。

これこそ世界スーパースター。

島国のプロレスファンを手玉に取ることなんて簡単なんだろう。。。

大好きだジョン・モクスリー。

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