G1 Climax29の落選者がKIZUNA LOADを話題を振りまいている。
今現在で言えばLOSERなのだが、今までKIZUNA LOADとは一味違うひりつくような展開になってきた。
まず、鈴木選手の落選だ。
6.16 出場選手発表後の試合で、鈴木みのる選手は会社を痛烈に批判した。
「偽りの最強決定戦」という開催前から一波乱ありそうな発言をした。
私もG1 Climax29の選手予想はしていなかったが、発表直後に絶句した。
またもう一つ、生え抜きYOSHI-HASHI選手も落選した。
生え抜きで比較的優遇されやすく、毎年1試合ないしは2試合は大物食いをすることで定評のあるYOSHI-HASHI選手。
まさかの2人が落選して、案の定SNSは荒れに荒れた。
それは、出たい出たいで多くの選手が参戦してしまったからだ。
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私なりに今回のG1 Climax発表は新日本プロレスの意思を感じるということを記事にさせてもらったのでよかったらぜひ。
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鈴木みのるの落選。私はKIZUNA LOADの試合を観て涙しています。
今鈴木選手の試合を観ると涙してしまいます。
「なぜ鈴木みのるを出さない。俺はまだ現役でトップレスラーだ」
というメッセージを胸に突き刺さったからだ。
今年の試合を観なおしても、納得できる。
もう一度、New Beginnging 札幌大会やNJCでのSANADA選手との息するの忘れるくらいのグランド合戦を見直してほしい。
特にニュージャパンカップのvsSANADA戦は上半期のベストバウトの1つだ。
そして、引退発表したライガー選手との濃密な絡み。
最近だとジョン・モクスリー選手やクリス・ジェリコ選手とやらせろと要求した。
言いたいことは言うことにする。。。クリス・ジェリコ @IAmJericho 、ジョン・モクスリーとケンカしたい。プロレスしたい。世界中が世界のプロレスファンがこれを見たがってる。世界が待っている。よく聞け!オレが日本の鈴木みのるだ!
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) June 6, 2019
好勝負を連発し、鈴木選手も手応えは感じていたと思う。
それでも落選。
辛い、辛すぎる。。。
私は6.16 の試合会場で泣してしまったよ。。。
ただ今KIZUNA LOADで注目を集めている。
「鈴木みのるはこの後何をするのか?」
まだG1開催前なのに、こんなにワクワクさせてくれているのだ。
生え抜きYOSHI-HASHIの意地。この一瞬のためにYOSHI-HASHIを応援したくなる。
6.17 後楽園ホール大会後にYOSHI-HASHI選手が生え抜きレスラーとしての意地を見せた。
オイ! ザック・セイバーJr.、お前が試合前、俺のこと、スゲェおちょくって来るだろ!? そんだけお前がオイ! 次のタイトルマッチ、余裕で勝てる自信があるとすれば! お前の! 『G1(CLIMAX)』の! エントリーも! 一緒に懸けて闘え!!
参考:新日本プロレス
とリング上でアピールした。
そしてバックステージコメントでは以下のようにコメントしたのだ。
ザック・セイバーJrが、それだけ余裕で俺に勝つっていうのであれば、ベルトと、『G1 CLIMAX』の、アイツの出場権をよこせ。これはオフィスが決めることであって、何ともわかんないけど。あと、ザック・セイバーJr、アイツがホントにビビってないのなら、懸けろって。そして、次の仙台で俺がアイツからベルトを獲れば、チャンピオンとして『G1 CLIMAX』に臨む……と言いたいところだったけれども、俺が思うに、今回、選考から漏れた人いるでしょ? 仮に俺が勝って俺だけ出たら、その人たち、不満でしょ? 俺が仙台でもしアイツに勝って、アイツの出場権をいただくとしたら、今度の『G1 CLIMAX』の開幕戦、ダラス、第1試合前のダークマッチでもいいからさぁ、バトルロイヤルで決めたらいいんじゃない。不満がある人が出て。俺はそう思うけどね。どうだろうか。まぁとりあえず、次の仙台、アイツからベルト、獲ってみせます!
参考:新日本プロレス
特に注目してほしいのが「バトルロイヤルの提案」だ
これには素直に感動して鳥肌が立った。
生え抜きレスラーとして、他の当確線上の選手やフロントを立てつつ素晴らしい提案をした。
むしろ去年のG1出場時に炎上してしまったことを教訓に燃料を投下しているではないか。
KIZUNA LOADという興行のメインを任されているYOSHI-HASHI。
そして久しぶりのシングルでのメインイベント。
「物事が変わるのは一瞬」には、懐疑的な私だが仙台大番狂わせを期待してしまう。
誤解してほしくないのは、 G1出場権が移って欲しいという意味ではなく、KIZUNA LOADが盛り上がる要因なれば良いという考えだ。
プロレスの本質はレスラー個々で「お客様を楽しませる」だ。
今回落選二人の発言やアクションは正にプロレスの本質を体現している。
会社が打ち題した興行に合わせて、話題を振りまき、お客様を楽しませる。
私のプロレスの本質はレスラー個々が「お客様を楽しませる」ことだ。
その結果、嬉しい気持ちになったり、悲しくなったり、怒ったりして日常を忘れることが出来る。
こういった感情の起伏がなければ日常を忘れることは出来ない。
今回、鈴木選手とYOSHI-HASHI選手は落選という状況からこんなにも話題を振りまいていった。
別の選手のことを出すのはこの記事に相応しくないが、タイチ選手も落選から一気に番付を上げていった。
正直G1出場は厳しいと思う。
ただKIZUNA LOADは一瞬も目が離せないのは確かな事実だ。